あらすじ
日本、唐、天竺が三国といわれた室町時代。西欧列強と対峙していた幕末志士達の世界観。
日本人の世界認識を形成する上で大きな影響を与え、明治時代にベストセラーとなった『輿地誌略』など。
古代・中世から戦国、江戸、幕末・維新、近代まで。
それぞれの時代において、日本人が世界をどのようにとらえていたのか。
またそれが世界の実情と比して、はたして本当に正しかったのか。
海を渡った日本人が命懸けで伝えたことや、漂流民が偶然に知り得たこと、
日本を訪れた外国人によってもたらされた最新知識をきっかけに、変化していく日本の姿が明らかになる。
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Posted by ブクログ
テーマ・内容ともによく、多くの知見が得られたものの、なにぶん誤植が多すぎる。
著者がよほど急いで書いた上に、校正者が仕事をしなかった? 私が校正者ならゲラを真っ赤にして突き返している。
まず、文永の役が文永十一年(三七四年)はヒドイ。縦書きの一二七四年を読み違えたのだろう。
ルビもひどい。趨勢に「ようせい」、女衒に「せげん」とかなが振られている。
140頁「そんな絶望的な状況んP中で」は、おそらく「NO(の)」をミスタイプしたのだろう。気づけよ、校正者!
その他「てにをは」の脱けも多い。よって星3つ。