あらすじ
「さぁ、決着をつけましょう」
遂に、その本性を露わにしたベロニカの手により、イーヴィが奪われてしまう!
倒れ行く仲間達と、レイガスの敗北。動揺するヴィオラの前に、事件の収束 のため王都より派遣された、二人のスカイ・エルフが立ちはだかる。
一方、意識を失ったレイガスの脳裏に蘇るのは、守ると誓ったはずの少女の姿だった――。
「立ち上がりなさい、りゅーへー」
迫り来る終焉の時。その果てに、男が手にしたものとは――。
第8回GA文庫大賞≪優秀賞≫、喪失と救済の第三巻。
戦え、オーク。守るべきものを守るために!
感情タグBEST3
章の完結
と言えるような大きな物語の展開だったと思います。
個人的には、現世である異世界の危機的状況と絶妙にリンクする前世のエピソード、特に極道世界のエピソードが熱く胸撃たれ、物語にのめり込むエッセンスとなっていてとても面白く読みました。
惜しむらくは、ページ稼ぎかと疑ってしまう程の感情表現の繰り返し、連続。
ライトノベルでは普通の表現なのでしょうか。小説としてもう少し豊かな言語表現方法があるのでは?と些か冷めてしまいました。