あらすじ
爆発的な学習プログラムの進化で、開発者たちの思惑を軽々と飛び越えて、姿を消した亜衣(あい)。完全自立型ロボットとなった亜衣は、人間とは、自分とは何なのかを捜し始める。彼女がたどり着いた答えとは!? 来たるべきロボット時代へのひとつのメッセージ、完結!
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Posted by ブクログ
けっこう、このままロボットと人間というお話に期待していたのですが、一気にお話が、「世界」になっちゃったので、ビックリしました。
うーん、この展開と結論は、「犬神」で1回みている気がするなぁと思ってみたりして。
表現の仕方が、「犬神」みたいに自然の使者になっているか、「わたしはあい」みたいに人工的なものになっているかという、オブラートの違いだけな気がします。
結局、どっちも、ブラックボックスなんですよねぇ。
もう1つの仮説としては、実はあいは、正しく紺野くんの欲望(妄想)をサポートしただけではないかとも思った。
つまり、紺野くんが、ああいうストーリーを必要としていたので、あいがそれを実現した(人類滅亡の結論から、救済まで)のではないかと。
うーん。
便利さは、やっぱり人を孤独にするかもしれない。
わたしたちは、どこへ行くのでしょうか?