【感想・ネタバレ】桜乙女と黒侯爵 つながる過去と迫る闇のレビュー

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Posted by ブクログ

時は大正。家柄だけは良いお嬢さまの有紗と、名門華族・烏丸家の御曹司である京四郎は「特別な雇用関係」にある。京四郎を襲ってきた死んだはずの兄・朔。行方不明になった叔父の馨。京四郎に対しての想いが変わりつつある最中、有紗は自分の出生にまつわる秘密をついに知ってしまう。さらに、三日月党からその身を狙われ、有紗は京四郎と二人で逃亡する。「君が嫌だと言わない限りは、ずっと君の傍にいるつもりだ」混乱する有紗を京四郎は優しく支えるが、伏見が京四郎に接触してきて・・・。

薄々感じていた自分の出生について、自分の家族と血縁がないと分かり落ち込む有紗。自分の居場所がなくなった気がしたり真実を知るのが怖かったり、試練の続く彼女ですが、昔も今もそばで見守ってくれる京四郎の存在にどれだけ救われているんだろう。京四郎の心が読めず必死で想いを閉じ込める有紗が切ない。我慢に慣れているというか、すぐに諦めてしまう潔さというか。まさかの実兄にすらやきもち焼いてるんだぜ!とニヤニヤ。当の京四郎がピンチなラストですが、早く彼女を安心させてあげてほしい!しかし伏見が付け回していたのにはこんな理由があったとは・・・馨の行方も心配だし続きが気になる。

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2016年07月03日

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