あらすじ
男爵令嬢ローズマリーの結婚が決まった。お相手は、幼馴染みのレイドリック次期子爵。彼は容姿端麗で、王宮騎士としても取り立てられる実力者だが、とんでもない通称があった。『渡り鳥の君』――女性から女性を渡り歩く、ひどい不誠実男! 結婚を嫌がるローズマリーにレイドリックは、お互いを結婚相手として見られるよう、お試しで恋人を演じる提案をしてきて…?
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主人公は健気、ヒーローはヘタレ
一生懸命な主人公に好感。恋ってこういうものだよなー、と思わせます。恋に落ちる相手は選べない。途中ヒーローを思い続ける気持ちに涙でした。心理描写は読む価値あり。
だけどヒーローがねぇ。残念すぎる。
二人を支えるもうひとつの幼なじみたちのスピンオフが読みたいです。
Posted by ブクログ
大切なものを失いたくなくて臆病になる。それは仕方がないことなのかも。ましてや、過去に失っているのであれば余計に。だからレイドリックの言動も理解はできるけど、頑張ろうとするローズマリーを見ているとやはりもどかしくなった。勇気を出して気持ちを伝え合えば、問題は解決すると思ったから。周りの人に大切にされているけど、守られるお姫様ではなく、自分で行動するローズマリーは見ていて楽しかった。
じんわりした
幼馴染みものは、幼少期の仲の良さと、大人になっての恋愛の違いがうまく伝わってよかった。ちょっとまどろっこしいとこもあったけど、最後じんわりとした気持ちになれた。