【感想・ネタバレ】歴史という武器のレビュー

あらすじ

ビジネスパーソンこそ、歴史的に物事を考える歴史的思考法を身につけよ!

歴史の構造やプロセスを知ることで、ビジネスの現場で求められる企画力、洞察力、戦略眼が鍛えられる。
当代屈指の歴史学者が、歴史的思考法を駆使して折々の国内政局や国際情勢を分析。歴史的思考の初歩から応用まで、その方法論を実践的に示した。

歴史とは単なる知識や教養ではない。歴史の中にある知恵や教訓は、現代に活かされ、未来へつながっていく。思考の「糧」や「座標軸」を作るのは歴史観なのである。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

歴史学者である著者が、歴史を学ぶことの効用を伝える一冊。2016年に出版された書籍で、当時の日本の政治に関する著者の見立てが語られている。与党が自民党から民主党政権に移行後、再び自民党になるような時代。過去の歴史から、世の中を見通してみようという試みを感じた。

4章:歴史という武器から学ぶ
が特に印象に残った。
国が最も必要とするのが国民の強い意志であり、「大規模な一丸となった行動」
これを実現するため
①国民向けの公共教育の充実、②道路や橋から光ファイバーや各種ネットワークにいたるインフラの絶え間ない現代化、③高度の学術知識を持った移民の受け入れ、④研究開発と政府の援助、⑤民間の経済活動への支援と必要な規制の実行
この5つが重要であると指摘している。これらを実現するために過去から国家が試行錯誤してきた歴史があり、学ぶべきことが散りばめられているようだ。

0
2023年10月21日

「ビジネス・経済」ランキング