【感想・ネタバレ】ノーベル物理学者が教える「自分力」の磨き方のレビュー

あらすじ

◆なぜ、今の時代に「自分力」が必要なのか?◆

「自分力」とは、「好きなこと」「興味のあること」をとことんまで突きつめ、
結果や成果へと結びつけることのできる能力のことです。
中学一年の授業で「money」を「モネー」と読んでしまい、
みんなに笑われたことがきっかけで大の英語嫌いになってしまった少年が、
いかにして自分の「得意」に気づき、「自分力」を発揮して、
ついにはノーベル賞を受賞するまでに至ったのか?
本書では、「自分力」を磨き上げるための3つのアプローチ法と、
どうやって「自分力」を活用していくかのヒントを、数々のエピソードを交えて紹介します。
日本の科学、教育、社会の未来に大きな道しるべとなる著者のメッセージに、今こそ耳を傾けたい一冊!


◎「自分力」を磨くための益川流10の教えとは?

(1)「理解する」ための日本語力を鍛えろ
(2)自分で考えるクセをつけろ
(3)限られた条件のなかで知恵を絞れ
(4)目標は高く設定せよ
(5)なるべくムダなことを心がけよ
(6)ゴールまでのプロセスを楽しめ
(7)議論の中で自分と対話してみろ
(8)肯定のための否定の作業を行え
(9)予測を立てて動け
(10)結論から最初に戻ってみろ

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

「自分力」とは自分の興味や志をとことん突き詰めて結果につなげる力のこと。

ノーベル賞受賞者が執筆しただけあって、普通のビジネス書とは一味違うものだった。
ビジネス書のよくあるパターンは「◯◯をうまくやるにはこれが効率いいですよ」だとか「できる人は◯◯はしない」などある種、意図的に読者を誘導するものが多い。
しかし、この本は益川さんの今まで辿ってきた道の中で素直に良かったと思える原理原則を記してある。

・好奇心のアンテナを張り巡らせ志を高く持つ
・ひたすら無駄もする
・目標のスタート地点がどこか見極める
・抽象化してシンプルに考える
・頭の中のイメージを言語化する
・肯定のための否定をする
・プラスにとらえる
・独自の視点を突き詰める

0
2016年05月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分の興味のあること、向いていることを極めるという表題に惹かれて買った。
タイトルだけ見ると何やら浅ましい感じがするけど、内容は学ぶことが大変多い素晴らしい本でした。
著者は理論物理学者の益川俊英で、六次元クォーツモデルを提唱した人だそうです。研究内容はサッパリ分かりませんが、一流の科学者としての考え方はすごいです。

適性について
・子供の頃の夢や憧れを思い出す
・これをやってるときは楽しかったや時間を忘れたこと
・まだ見つかっていないなら自分がやってないことをやる
・単純におもしろいという感覚
・好きなことを得意なことだと思い込む
・読書は興味関心の幅を広げてくれる


習慣について
・自分自身に問いかけて自分自身で答えを出す
・自分の性格についてきちんと把握する
・目標に向かうにあたり、何をしたらよいかを見定める
・自発とは自分で問題を発すること。自得とはその問題の答えを自分で考えること
・好奇心を持って様々なことに首を突っ込む
・制約の中で知恵を絞る
・眼高手低
・本当に重要な問題は何であるか考えること
・ムダや寄り道を経験し、あらゆる可能性に対応できる力を養う
・出来ないなら出来ないなりに何か独自の方法を考えて実践する
・最初のアイデアがすべて正しいということはあり得ない。アイデアを否定して、否定できなければ逆説的に正しい。
・武谷三段論
・導かれた結論からもう一度スタート地点まで戻ってみる!


学問の目的は自分の頭で考えること

人生は一度きりだから憧れを追究して悪いことなどない

0
2015年02月07日

「ビジネス・経済」ランキング