あらすじ
ポスト・イット、蓄音機、蒸気機関車、マッキントッシュなど、
偉大な発明は、どのような思考法から生まれたのか?
世の中を変えた画期的なアイデアから、「考える仕事」の基本を学ぶ。
「3つの質問」による自問自答トレーニング。
■本書「はじめに」より
本書では、新しいアイデアを閃かせる「思考展開法」を解説します。そのプログラムを自分の思考回路に組み込むことができれば、新商品企画、新サービス企画、新ビジネスモデル企画、問題解決、事業戦略、などなど多くのことに活用することができます。
―中略
いろいろな案を出していくときには、グループで議論したり、専門家や経験者の意見を聞いたりすることも、もちろん効果的です。本書の思考展開法もそういう方法を取り入れることを推奨していますし、思考展開法をプロジェクトチームで進めることなども有効でしょう。
ただし、画期的なアイデアの誕生にとって何よりも重要なことは、「個」の力です。自問自答形式でアイデアを引き出していく思考展開法のメリットは、自分一人で「個」の力を高められることです。思考展開の目的は、手法の使い方がうまくなることではありません。斬新で革新的な発想をして、人々が喜び、便益を感じてくれる企画を立案し、実行することです。本書で紹介する思考展開法を使って、みんながわくわくするようなアイデアを生み出してください。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
思考法が整理されていて分かりやすい。
特に3つのQについて、具体的な掘り下げの方法が書いてあり、実際にトライできそう。
これらの手法から、実際に新しいアイデアが生み出せるかは別の話だけど、そのための方法を整理しておくのも、それはそれで重要なことように思う。
Posted by ブクログ
【アイデアのつくりかた】
A.アイデアは、自分の持っている知識と経験を基に生まれる。しかし、多くの知識と経験を持っていても、多くのアイデアを生み出せるとは限らない。実は、同じ量・内容の知識と経験を持っている人でも、発想力には違いがある。それは、知識や経験の組み合わせ方がうまいかどうかの差だ。
B.アイデアを出すためには、次の3 つの問いかけを使い、思考を展開していくとよい。
1.それは何のため(にしている)? [何のため展開]
2.それができると何ができる? [できる展開]
3.そのためには何をする? [そのためには展開]
C.問いかけの例
本を読む
↓ それは何のため?
本に書かれている内容を理解する
↓ それは何のため?
本に書かれている内容を知識として吸収する
↓ それは何のため?
得た知識を用いて新しい製品を企画する