あらすじ
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山岳気象予報で絶対的信頼を誇る著者による 登山者待望の一冊、ついに電子化!
<本書の主な特徴>
・山岳気象の基礎から発展までを総解説
・図表類500点以上を使用して、具体的に理解できる
・山岳気象予報で圧倒的信頼を得る猪熊隆之による執筆
・季節ごとの山岳気象の特徴がわかる
・国内エリア別の気象の特徴がまとめられ、山行計画に直結
・海外の主な登山対象エリアの気象の特性も解説
・計画時からの天候変化への対処法をフローチャートで掲載
・気象情報のデジタル化に対応した最新の情報を紹介
<目次>
はじめに
Chapter 1:観天望気
Chapter 2:天気予報の利用法
Chapter 3:山岳気象の3要素
Chapter 4:高気圧・低気圧と前線
Chapter 5:高層天気図の見方
Chapter 6:衛星画像の見方
カラー図版資料1
Chapter 7:四季の山岳気象
Chapter 8:山域別の気象
Chapter 9:世界の山岳気象
Chapter 10:地球温暖化
カラー図版資料2
気象遭難防止チャート
気象用語集
おわりに
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
低気圧や高気圧、梅雨や台風発生の仕組みから天気図の読み方と季節や山域による気象の特徴を解説。
地球の自転により起こる偏西風、公転による四季の変化、チベット山脈やシベリア、オホーツク、太平洋の高気圧。ダイナミックな気象システムの世界に触れることができた。
日本海岸の山は低気圧通過後に北西の風が吹く影響で天候が悪化するというのが意外であった。
Posted by ブクログ
【登山関連書】
中学生のときに確か習った10雲形や低気圧とか高気圧とか前線とか、気象の基本が半分、四季ごとの山の天気の特徴の解説が半分。
あと、ラジオの天気を聞いて天気図を描く、その基本知識。
写真や図解で説明してくれるのでとてもわかりやすい。
著者の猪熊隆之さんは、山岳気象予報で絶対的信頼を誇る方なんですって。
雲の形や風の吹き方からこれからの天気を知るというのは、本格登山をするなら絶対必要なスキルなので、少しずつ身につけたい。
そのためにはじっくり空を見て風を感じることが大事で、経験として蓄積されていくものだと思うけど、その前段階の基本知識を学ぶにはとてもいい一冊です。
天気図を描けるようになりたいな。
面白そう。
Posted by ブクログ
かなり専門的
水蒸気が少なければ、上昇しても雨にならない。
低体温の原因は、風、濡れ、低温の順。
富士山の平均風速は8月が一番低い。
山頂で早朝に強い風が吹くときがある。山頂は夜から朝が風が強い。地面が冷えるため。
寒冷前線は勾配が急、積乱雲が発生しやすい。
温暖前線は勾配が緩い、近いところは雨になるが、遠く離れると雲の高度が高くなり、高層雲、巻層雲、巻雲になり、曇りになる。
雷は金属や濡れたものは関係がない。周囲より高いもの、突起状のもの、が危ない。
樹木から離れる。両足を閉じて、できるだけ身を小さくして屈みこむ、耳をふさぐ。
台風、低気圧は、日本海側では通過した後により荒天になる。風が北風になり海上の空気を運ぶから。
太平洋側は通過する前のほうが雨が強い。
移動性高気圧に覆われるのはせいぜい半日から1日程度。長期では冬型につかまってしまう。