あらすじ
海人は共犯者のミナリスの復讐を手助けしている際に、聖女メテリアによって元の世界に強制的に戻されてしまう。そのせいで、ミナリスやシュリアとも離れ離れになる。
異世界での記憶を失った状態で現代日本に戻った海人の目の前には、悲惨な現実が広がっていた。妹の舞、親友の悠斗以外の家族・知人はおらず、海人自身も未解決事件の重要参考人として警察から常に監視されていた。
そんな現実を何とか押しとどめて束の間の平穏な日常を過ごしていた海人だが、黒幕により徐々に追い詰められていく。
黒幕の放った刺客によって瀕死状態になった時、海人は異世界での記憶と、勇者の能力を取り戻す。そして、黒幕への逆襲を開始する――。
「思い出した、そうだ……俺は、必ずあいつら全員、殺してやるって誓ったんだ……!」
記憶や能力を失っても這い上がり必殺する、壮絶な異世界復讐ファンタジー第六弾!
感情タグBEST3
登場人物みんなクズ
前巻ラストで元の世界に飛ばされた主人公。聖女の作った幻や偽物でもなく、本当に現実世界の日本に帰還します。時間的には召喚された日から一年後です。
最愛の妹はあの日、召喚魔法の贄にならず生きていて当然再会するのですが、そこからは鬱展開が続きます。いつもの五割増しで。
まあ最後は、個人的にはギリギリベターかな、という結末(流れ)にはなります。いつものように復讐のカタルシスも味わえますので、このラノベを読み続けてきた方なら十分におすすめできます。