【感想・ネタバレ】片桐酒店の副業のレビュー

徳永圭

とある地方の商店街の一角に佇む古びた酒店。二代目店主の片桐章は、本業のかたわら、配達を副業としていた。片桐のもとには厄介な依頼が舞い込んでくる。アイドルに差し入れを、いじめる上司に悪意を、そして未来の自分に届け物を。無理難題にも真摯に対応していく片桐だったが、彼もまた心に大きな忘れ物を抱えていた。なぜ酒店の店主が毎日黒いスーツで黙々と働いているのか？
その秘密は彼の隠された過去にあった――。

[ブクログ · ★★★★☆]

ブックファーストのオススメ本。とある過去を背負った酒屋のおにいさんの連続短編集。気軽にさらっと。背負っているものは重たいけど、副業を通して乗り越えていく。酒屋の話なのでお酒の話しを少し期待していたのだけど、殆どでてこなかった笑。