あらすじ
ここ数年、その実行力や人心掌握術などが再注目されている田中角栄元首相。本書では、「金権政治の権化」などと揶揄される一方で、カネを最大限に活かして、相手の心を掴み、ライバルさえも動かす、「角栄流」金銭哲学にスポットライトを当てる。カネとは切っても切れない縁のビジネスパーソン、誰もが納得する必須教養となる一書。
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Posted by ブクログ
金が欲しいっス
ってな事で、向谷匡史の『田中角栄 相手の心をつかむ 「人たらし」金銭哲学』
おやっさんはやっぱり凄いね
時代もあるかもしれんけど、金と気配りで総理大臣にまで登り詰める天才ですよ。
ほんとにスーパーマンで本物の政治家じゃね。
現代に闇将軍の様なカリスマが居ないとね……。
2018年86冊目
Posted by ブクログ
先日都知事を辞職した舛添要一を思い出してしまうが、田中角栄はそうしたセコさと対極にいる人物のようだ。とにかく金で人心を掌握する技術は天晴れとしか言いようがない。決して恩を着せずに、それでいて相手を思いやりながら金を渡す。いったいどこからそんなにたくさんの金が湧いてきたのかわからないが、一つ一つのエピソードが仰天で圧倒される。「結婚式は招待状がなければ行けないが、葬式は見つけたらすぐ行け」というくらい葬儀を大事にしていたという。ただ単に金を出すだけでなく、他人への心配りがとにかくすごい。ダーティなイメージしかなかったが、田中角栄の人間臭さがよくわかった。あまりにも良い話しか出てこないのが気にはなったけど。