感情タグBEST3
アップルタウン物語を思い出した
共感できたりできなかったり。
いつも泣いてるOLが何かの拍子にいなくなって、がらんとした部屋だけが描かれる日がこないか、先行きにぼんやりとした不安を感じ続ける漫画。そんなに続きを読みたいわけではないけれど、とりあえず続刊があることに安心する漫画。ちょっと他では体験できない不思議な感覚を生む漫画です。引っ越すときは『男おいどん』の最終回のような、どこか希望に満ちた幕引きであってほしい。笑って部屋を後にできるといいね。
Posted by ブクログ
言いたいことがないわけじゃないんだけど、でもこういう孤独ってわかる気がするしひとりでも別にいいやって思ってもそれじゃちゃんとした生活ができるかっていうと結局できない(家族がいてもできないんだけど生活習慣は少しマシになった私の場合)。
OLたんはとりあえず衣装ケースを買ったほうがいいんじゃないかと思うしスーツも何着か買い足した方がいいんじゃないかと思うしピクルスかわいいかわいすぎる。
twitterで見た一枚絵に続きとオチが描き足されてるのかな?切ないんだけど、たまーにほっこりするのもあったりして。そしてピクルスがかわいい。ポストカード封入バージョンが買えなくて残念だった。
Posted by ブクログ
独身会社員の哀愁を描くと男性は「タンマ君」になり女性は「OLちゃん」になる、は持ち上げ過ぎかも知れませんが、それくらい「独りであること」の涙に溢れた漫画です。
ただしOLちゃんには大先輩と異なり、理不尽ながらどこか憎めない上司も、類友な同僚も、そして下ネタも描かれません。小さな賃貸の自室の中でも外でもたった独りで心を閉じ込め、小さな不幸せとつかの間の幸せとの積み重ねの中で生きています。
この子、こんなことで心も身体も大丈夫かしら?と母親のような気持ちではらはらしながらつい見守ってしまいます。しかし物語には、彼女をひっそりと見守り支える存在が登場していました。「かえるのピクルス」を彷彿とさせるぬいぐるみのカエルさんです。
カエルさん、見た目はぬいぐるみなので、言葉を発することも大きなアクションをすることもありませんが、コマの合間合間に密かに小さく動いて、さり気なくOLちゃんをフォローしています。実は彼(あるいは彼女)には魂が宿っているに違いない、と読者としては信じています。
なお、初出がTwitterやWebサイトでの連載なので、「何だ、Webのまとめか」と判断される向きもあるかも知れませんが、描き下ろしで「30ページ超」(単行本帯より)の追加があり、Web掲載作には二段オチの一コマが描き足されていました。Web版の読者にももう一度楽しめる内容になっていて、お得な内容だと思います。