【感想・ネタバレ】世直し源さん(3)のレビュー

あらすじ

重婚・収賄の罪により、退任後は刑務所に入ると国民に約束した源さん。1年生議員を中心に、彼の掲げる「国会議員性根たたき直し法案」可決の気運が高まったが、委員会では否決される。議会政治の神様・丸井大臣が奔走、そして留置所から出て改心した三友京一郎がテレビ局の電波を買い切り、政・財・官界にまたがる大スキャンダルを暴露。激震が走る政局で、ついに本会議での法案審議が開始され、源さんの最終演説が行われる。『自虐の詩』に続く業田ギャグの大作、始動!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

結局日本がどんな国になったか、そこは明かされないまま終了したけどこれでいいと思う。
あとは読者が想像を自由に想像をふくらませていいということだろう。
伊藤博文や大隈重信の銅像が動き出して説教するシーンやテレビ局をまるごと買い取って政治腐敗を全部ぶちまけちゃうシーンがすごく楽しかった分、最後の国民がたくさん国会に押し寄せてきて、源さんを車で撥ねた後で暴行を加えているシーンには戦慄した。
民主主義の名のもとに「独裁者は死ね」と言いながら一人の人間を大勢で殺しにかかるという、未遂に終わったとはいえ恐ろしいことこの上ない。
政治家は聖職であり、国民は倫理観をきちんと持っているべきである。
そういった理想を描くには『童話』でしかありえなかったんだなーと思うとちょっとやるせない気持ちになる。

0
2011年12月27日

「青年マンガ」ランキング