【感想・ネタバレ】Y.M.G.A. 暴動有資格者のレビュー

あらすじ

20XX年。グローバリズムが進行し、日本国内では地下に治外法権の社会が広がっていた。地下住民の少女リオは仲間たちと革命を試みる──。究極の格差社会の中、懸命に生きる若者たちの友情、淡い恋情を描く、超エンターテインメント青春群像活劇。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

待ってました!久々の三羽作品。
この人が書くブルーカラーの若者はパワーがみなぎっていて好きなんよねぇ。読んでる俺まで元気もらえる。

で、本作。なんと近未来SFになってるよ。戸籍のない地下住民が最下層にいて、経済的根幹を謎の企業体PRNが仕切っている、相変わらず政治はダメダメという、経済カーストが著しく進んだ日本が舞台。
やり場のない気持ちをウっ屈させた地下住民の若者たちが、世の中にひと泡吹かせてやろうと徒党を組んで暴れまわっているうちに、単なる窃盗や無意味な破壊だった彼らの衝動が日本を動かして行く。

と、あらすじを書くとそうなんだけど、そんなんじゃない。主人公リオと彼女らを取り巻く仲間たち、謎の若者カイらの行動・言動がパンキッシュで輝いていて羨ましい。俺みたいな、燃焼不良で燃えカスになってしもた爺には、「日本しね」とブログで嘆く現代の若者には痛々しさを感じるけど、空飛ぶバイクや車に乗って、警察やヤクザや企業体相手に、若さゆえの無茶ぶりをどんどん炊きつける、架空未来の若者には喝采を送ってしまいがちなのだ。

舞台がSFであれ、物語が産業構造に関わってきたりであっても、やっぱり三羽小説の土台は、ブルーカラー若者たちの溢れるエネルギー、それをもてあましての衝動的行動である。燃えカス爺の心に、久々ロンドンコーリング鳴り響いたぜ。

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2016年04月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2018/10/20
これはよくわからない。
私この系統苦手なんだよ。
設定を理解しようとしてるうちに意識が流れるのかもな。
泥棒だったり殺人だったり、悪いことをする主人公はその動機に納得しないと同調できない。
これはちょっとできなかった。

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2018年10月21日

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