あらすじ
『百万ドルをとり返せ!』『ケインとアベル』などの代表作で知られる英国のベストセラー作家ジェフリー・アーチャーは、国会議員時代に偽証を行った疑いで逮捕され、2001年7月21日、禁錮4年の実刑判決を受けた。
ベルマーシュ刑務所での22日間の獄中生活の後、ノーフォークにあるウェイランド刑務所に移送されたアーチャーを待っていたのは、さらなる苦難の日々だった……。
2003年の釈放後「デイリー・メール」紙に連載され、英国中で話題を呼んだ衝撃のノンフィクション『獄中記』シリーズの2作目!
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残念ながら、天国篇は未翻訳
ウェイランド刑務所での約2か月の生活を綴ったノンフィクション。
地獄篇に比べ環境は改善するが、依然として過酷な刑務所の実態が描かれています。
受刑者との交流や日常の工夫が生き生きと記述され、著者の観察力とユーモアが光ります。
9.11の獄中での反響も印象的。しかし、時折の日付の乱れや装丁の粗さが気になる点です。
物語性は地獄篇にやや劣るが、刑務所内の人間模様や社会問題への洞察は深く、ファン必読の一冊ですね。
ただ、残念ながら、天国篇は未翻訳なんですよね。