【感想・ネタバレ】蜜夜の刻印のレビュー

宮本れん / 香咲

銀髪と琥珀の瞳を持つキリエは、ヴァンパイアを狩るスレイヤーとして母の仇であるユアンを討つことだけを胸に、日々を過ごしてきた。だがユアンに対峙し、長い間独りで生きてきた彼に自らの孤独と似たものを覚え、キリエは少しずつユアンのことが気になり始めてしまう。「憎んでいるなら殺せばいい」と傲然に言い放ちながらも、その瞳にどこかで寂しげな色をたたえるユアンにキリエは心を掻き乱されていき――。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。

[ブクログ · ★★★☆☆]

ヴァンパイアとそれを殲滅しようとするスレイアーの恋なんだけれど、なんだかちょっと勿体ない設定ではありましたね。戦い的にはほぼないし、受の父親であるカイと攻の話も入っているから身代わりものって感じなんだけれど、まぁそれを感じられなかったのは良かったかな。