【感想・ネタバレ】天使の王国 平成の精神史的起源のレビュー

あらすじ

輪廻転生する自分、心霊写真を撮ってしまう自分、世界の終わりを夢想する自分、電話メッセージに凝縮させる自分、サブカルチャーに過剰にこだわるオタクの自分、社会的正義を欲望する自分……そんな「自分」が、アイデンティティの根拠となる何かを模索する試行錯誤の時代、平成。その「平成の精神」を、これら諸現象から大胆に読み解いた思想的考察。

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Posted by ブクログ

著者が90年代に各種媒体で発表した「同時代論」をまとめた本。
結果、平成日本の時代精神を解題するに至った。
本書は1991(平成3)年にJICC出版局から出版された単行本が1997(平成7)年に幻冬舎から文庫化されたもの。
そのあとがきでは、文庫化までのタイムラグの間に始った「言論の新世紀を告げる「事件」」、小林よしのりによる『ゴーマニズム宣言』について特筆している。

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2011年01月14日

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