【感想・ネタバレ】孫正義社長に学んだ「10倍速」目標達成術 [新書版]夢を「10倍速」で実現する方法のレビュー

あらすじ

ゼロからスタートしたソフトバンクを、30数年で年商8兆円を超える規模に成長させた孫正義社長。これは他の会社の2倍や3倍どころの速さではない。まさに「10倍速」のスピードである。かくも驚異的なスピードで目標を達成できるのはなぜか。元ソフトバンク社長室長として間近でその仕事ぶりを見てきた著者は、「『なりたい自分』と『現在の自分』との間にあるギャップを最短最速で埋めるノウハウを持っているからだ」という。本書では、そのノウハウを読者が自らの目標達成に活かす方法を解説する。●わらしべ戦略/●ナンバーワン戦略/●くじ箱戦略/●目標数値化&週間化/●ロールモデル法/●高速PDCA/●鯉とりまあしゃん交渉術/●マウンテンガイド理論/●アウトプット議事録/●フォーマット化/●山崩しの手法/●掛け算法/●人脈マインドマップ/●安眠のための二分割法 etc.▼※本書は、『夢を「10倍速」で実現する方法』(PHP研究所)を改題・新書化したものです。【以下、本書「第1章」より抜粋】▼孫社長の経営は「タイムマシーン経営」と言われることがよくあります。まるで未来を見てきたかのように、のちに大きく成長する事業や企業を見抜いて、早い段階で先物買いをしているからです。しかし、長年そばで見ていてわかったのは、孫社長の予測もはずれることがあるという事実です。考えてみれば、孫社長も人間なのだから、百発百中で未来を言い当てることなど不可能なのは当たり前です。だとしたら、孫社長は単に運がいいだけなのでしょうか。それもまた違います。なぜ孫社長は、まるで未来を見てきたかのように、次々と成功を引き寄せているのか。その秘密こそが「くじ箱戦略」です。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

目標を達成するための方法が様々な事例を用いてわかりやすく書かれており、説得力がある。自分の目標に置き換えて考えても実行しやすいと思う。

以下、参考になったポイントです。

■10倍速で目標を達成するための「3大基本戦略」
・「わらしべ戦略」:大きな目標を直接目指すのではなく、小さな目標をいくつも置いて、それを一つずつ確実に達成していくことが必要。
・「ナンバーワン戦略」:人がやらないこと、あるいはやっている人が非常に少ない分野を見つける。ナンバーワンになれば、人、モノ、金、情報など、あらゆるものが集まってくる。
・「くじ箱戦略」:当たりが出るまで、箱からくじを引き続ける。①当たりが多そうなくじ箱を選ぶ②くじを引くコストを下げる③くじを引き続ける

■10倍速で目標を達成するための「数値化&週間化術」
・目標を明確にし、やらなくていいことは捨てて、やるべきことに限られた時間と気力を集中する。
・目標は数値化することで、「目標達成までに何をすべきか」という具体的な行動が見えてくる。
・一週間単位でスケジュールを組む。週単位で帳尻を合わせたほうが無理なく続けられる。
・頭で考えて正解を見つけ出すのではなく、仮説でいいから素早く&小さく実験してみる。

■10倍速で目標を達成するための「人の力を借りる技術」
・交渉の秘訣は、本番のずっと前から入念に準備して、相手が自然とこちらへ寄ってくるような状況を作る。
・新たなことを始める時は、自分で勉強するよりも詳しい人に聞きに行く。
・チームで議論をするとき、リーダーが何かしらの案や意見を出す。実現性、正しさにはこだわらない。

■10倍速で目標を達成するための「プロジェクトマネジメント術」
・頼む仕事はできるだけ細分化し、早く割り振る。
・会議の最後は「誰が、いつまでに、どんなアウトプットを出すか」を決め、議事録の形にしてメンバー全員で共有する。

■10倍速で目標を達成するための「問題解決術」
・問題を数字に置き換えれば、現状を正しく把握し、どこに問題の根本的な要因があるのかを明確にすることができる。
・2:8の法則で、「解決すると効果の大きい」ものから着手する。
・「多変量解析」で数字を論理的に裏づけ、正しい目標設定をする。
・大量のパターンを考えておくことが、最良の解決策を生み出す。
・人に質問するときは、ゴール設定を明確にして仮説を立てる。

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2016年06月04日

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