あらすじ
鉄道が開業してからというもの、この国は劇的な変化を遂げてきた。鉄道の歴史はすなわち、日本の近代化の歴史でもあるのだ。
だからこそ、鉄道には触れてはいけない話がある。日本の歴史を紐解くと、近代化への道が決して平坦でなかったことが分かる。
それは鉄道も同じだ。国の基幹事業であった鉄道は、国家や時の権力者によって翻弄され続けてきた。その中には口外無用のタブーが数多く埋もれている。
本書はそんな鉄道のタブーを集めた本である。歴史の闇に消えた衝撃の真相をとくとご覧あれ!
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Posted by ブクログ
題名から、相当マニアックな内容を期待したのだが、半分ぐらいは知っている内容であった。しかし、なかなか事実に忠実に取材している感じでよいと思う。
鉄道というのは、何となく不合理に思えるような部分には必ず理由があるということがわかる。それだけでも通常とは違う見方ができて面白い。
Posted by ブクログ
●普段何気なく利用している鉄道の駅名・料金・歴史の裏側に隠された、驚きの雑学と政治的な力学を解き明かす一冊。
●タイトルからもっとお堅い鉄道史の本かと思ったが、鉄道雑学本といった様相。なかなか楽しく読めた。舞浜駅が「ディズニーランド駅」にならなかった商標権の壁や、新幹線の運賃計算に隠された「営業キロ」という不可解な概念の法的根拠など、日常的に利用している鉄道の裏側にある、切実で時に政治的な背景が明かされる。また、天皇陛下が乗車する車両記号の分類ルールといったマニアックな視点から、軍事輸送が鉄道網の発展を加速させたという国家戦略の歴史まで、多角的な切り口で鉄道の歩みを辿る。「なぜそうなっているのか」という疑問の背後にある利権、妥協、そして戦略。鉄道ファンでなくとも、移動の時間が少しだけドラマチックに感じられるような知的好奇心をくすぐる一冊だった。