【感想・ネタバレ】ヤマケイ文庫 定本 山村を歩くのレビュー

あらすじ

雑誌『旅』の名編集長として知られた岡田喜秋氏が、全国の有名無名(当時)の山村を訪ね歩いた紀行文32編を収録。
好評のヤマケイ文庫『定本 日本の秘境』『旅に出る日』に次ぐ、文庫化第3弾。

第一部 山村の組曲 秩父、阿武隈山地、栗山郷、足和田、奥只見ほか。
第二部 アルプスの見える村 日本アルプス山麓の各所
第三部 推理する山旅 祖谷渓、秋葉街道筋、白神ほか。

1974年(昭和49)に河出書房新社より刊行した単行本の文庫化です。
底本は、1981年(昭和54)刊行の河出文庫版。

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Posted by ブクログ

著者の岡田氏の歴史や民俗学やらの知識量・考察力がすごい(一番は行動力だが)
タイトルからして読む前は「ハイキングなのかな」って思ってたけどまさに「旅」ですね
1970年代とかでも秘境、過疎的な山村だったところなんか今はもっと廃れちゃってるのかなと思ったりして
旅人的視点で、現地の現状や住んでる人に勝手に同情したり失望したりするの本当に好きくないからよくぞ言ってくれたって思った、観光のためと違うくてちゃんとその人たちの生活がそこにはあるから
平家の落人ってそんなにいっぱい色んなとこに逃げ延びたんだな知らなかった
「日本のチベット」って表現がいっぱい出てきたのがおかしかった分からんその表現は分からん...
「野麦峠」は山本茂実氏の著書を以前読んだだけにやっぱり今回読んでいてもなにか心がソヨソヨしたでもいつか同じ道を歩きたい
井上靖の「通夜の客」も読みたくて探してるんだけど見つからん
実際に岡田氏が歩いたからだろうけどそれにしても彼の書かれる情景は私は歩いたことの土地ないのに読んでいて四季折々の山村が目に浮かぶようで感心する
こんな旅がしてみたい



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2022年03月06日

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