【感想・ネタバレ】畏怖王の千夜一夜のレビュー

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関係が育つ様子が素晴らしい

作家さん買いですが、今作も火崎先生のよさが遺憾なく発揮された秀作でした。

畏怖王と恐れられる人の元に通って、その気持ちをほどいていくという過程がとっても細やかでムリがなく、見ているこっちもほっこりです。
いいお話でした。
また読みたいな。

#泣ける #切ない #感動する

1
2022年09月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とても面白く、ひと息に読めました。
ただ、私的に気になったことが二つあります。

まず、何故、ヒーローである王様はヒロインを「友人」という形で、毎日のように部屋に呼んだり、更には夜に未婚の令嬢を後宮に泊まらせ、あまつさえ同じ寝室で一夜を過ごしたのか?

これは女性に対して心を開かない王様の心を解かせるためという一見、大義名分があるように思えるのですが、「他人は信頼できない、お前が信頼するに足る者であるという証を見せよ」とヒロインに命ずる割には、全然他人のことを考えてない行為なのでは? と思いました。

いずれ王妃にするつもりならともかく、その気もないのに、何か身勝手すぎる、、、
またヒロインの方もその身勝手な王様の行為をすんなり許すどころか、むしろ自分を信頼してくれたと喜んで受け容れてる。
これって、美しい信頼関係というより、どこか間違ってないかな、二人ともと考えてしまいました。
どうも、この辺りが理解できませんでした。

二人の関係が徐徐に変わってゆくプロセスはハラハラして楽しめるのですが、、

後はタイトルですね。「あとがき」でアラビアンナイトをイメージしたと書かれていましたが、それなら、舞台は砂漠とかアラビアっぽい国を想定するべき。私は最初、砂漠の国の話だと思いこみましたが、どう見てもヨーロッパ辺りを思わせる国の設定で、違和感を感じました。

イラストがとても素敵でした。

0
2016年04月15日

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