【感想・ネタバレ】グーグーだって猫である6のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

大島さんの最初の猫、サバとの生活を描いた『サバの夏が来た』『サバの秋の夜長』では擬人化されたサバを‘普通の事’として楽しんでいた。そしたら『BSマンガ夜話』というNHKの番組の大島さん特集の時にいしかわじゅん氏が「サバ死んじゃったんだよね」と一言。とてもショックだった。それから何年後かに『グーグー』の第一巻でサバの死の詳細を知り号泣。まるで古い知人が亡くなったような気分だった。そしてカウンセリング猫グーグーの登場。‘擬人化‘されてない‘普通’の猫の絵でまたショック。「こんな風に擬人化して描くほうが異常なんだよ」とご本人が書かれていましたが...。その‘異常さ’に救われていたんだなあ、私、と今思えばですが。

一巻から六巻までやっと読み通せました。
いろんな猫や犬との出会いと別れがあったけど、今回はついにきたグーグーとの別れ。猫は人間より大分寿命が短いし、グーグーも平均寿命は生ききった気もするけれど、やっぱり悲しい。ンルルル鳴く、グーグー、おおらかで気のいいグーグー、小さい頃は大島さんの腕に発情してたグーグー。懐かしくも切なくなります。

大島さんの猫との距離の取り方というのは自分より深く暖かいので憧れるんですが「こうはなれない」と思い、でも「なれなくても人それぞれの猫との距離」というのがあるのさ、と思い直します。

大島さんち、途中から内猫も外猫もどんどん増えていくのでこんがらがりました(^-^;でも猫が増えるほどにエッセイマンガには書ききれないくらいいろんな事があったのかも。

『通販生活』という通販雑誌の2018年春号にこのエッセイマンガの何本かがが再掲載されていて、解説がこれまた猫好きで有名な作家保坂和志さん。猫愛大島愛溢れる文章を書かれています。

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2018年01月17日

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