【感想・ネタバレ】鬼は笑うかのレビュー

あらすじ

青白い首筋が、鼻にかかる掠れ声が、射るような瞳が、手招いていた。
平凡な中学生・星谷は、クラスで浮いた存在の柏瀬と体育教師の情事を図らずも目撃して以来、彼の事が気になっていた。ふと二人きりになった時に、柏瀬にからかわれカッとなる星谷だったが、行動を共にするうち彼の強気の裏側にある寂しげな隙間に気付き――。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

彼らのもがく世界観が魅力的で最後に泣きながら自分たちの終焉を迎えるかのような描写はすごく胸にきました。そして当たり前かのようにそうなにかあるわけでもなくなにごともなく過ごしている二人にホッとしました

2
2019年11月05日

ネタバレ 購入済み

鬼、

大爆笑。で、嬉しくなりました。中盤まで衝撃的な内容の連続で心を痛めつつだったので、高校生になってからのリア充な展開にホッ。星谷と柏瀬の二人の世界が独特で、会話のセンスもツボでした。久々に既視感のない濃い作品に出会えて満足です。

1
2020年04月14日

ネタバレ 購入済み

文句無しの☆5

内容盛りだくさんだったな
かなりキツイ描写があるので(血、暴力、レイプ)耐久性のない方は気を付けた方がいいかも
でも絵のおかげ?か私はすんなり見れたかも
とにかく山下がグズ最低
何かお咎めあった?そんなシーンなかったような?
それがちょっとかなり腹立った
そして星谷は少し変態なのかな(笑)思考がぶっ飛んでる
最初は柏瀬が危ないやつかと思いきや1番まともだった!
最後の鬼は笑ったで終わったときは、
えーー!!!と涙目になったけどその後の書き下ろしで鬼大爆笑でホッとひと安心☆
ちゃんとハッピーエンドなので良かった!

0
2021年06月30日

ネタバレ 購入済み

思春期BL

タイトルだけだと何のこっちゃ、と思いますがラストまで読むと泣けます!
家庭、学校、友人、性のこと、恋のこと…
多感な時期の少年をハードモードに描きながら、「らしさ」も損なわず、苦しいのに愛おしさもあり泣けちゃう一冊。
教室に落ちてる生理用品の扱いに困る雰囲気とか、妊娠したかもって不安になるとか、学校で有りがちな日常のワンシーンを切り取るのがお上手な先生だな、と思いました。

0
2020年08月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

やさしい家族の中で育った平凡な少年×クラスで浮いているいつも屋外体育は見学の少年、中学から大人になるまでの同級生BL。

思春期やネグレクト、淫行など前半は大人からの抑圧だったり、二人それぞれ担任教師の優しさに救われていたり執着があったりするシリアスな展開なのですが、真逆なのに似たような後ろ暗さを抱えて互いの望む未来がないように嘆く。けれど気づいたら三年、また三年……と何やかんや友達しつつ普通に恋して幸せに生きている二人。
思春期などの出口のないような不安な気持ちに明確なキリがあるわけではなく、ただ経験が積み重なるうちに自然な形に収まっていく様子が伺えて、二人とも散々迷走はしているのに一冊で見るとめちゃくちゃ綺麗にまとまったドラマのようにも思います。(カバー裏までも然り)
初回ペーパーが星谷父との約束を果たす流れで、星谷アットホーム体験をする柏瀬なのですが、これも含めて最高の一冊なのでこれが初回だけの特典なのが少し勿体なくもあり……。
ともかく、生きるのは時に悲しいけどなんだから一生仲良く楽しい家族をしててくれ、と思いました。

20210722:読み直したので併せて改稿しました。

0
2016年06月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

中学生だし生理ネタだしなんか重いらしいし、前作のマリアボーイも割と暗い感じだったしとんでもないのだったらどうしようと思いながら読んだ。そんなに心配しなくてもよかった。
大人×中学生は割と短編とかで読んだ気がするけど、中学生同士の話って自分の中では新鮮だったから、中学生ってどんなんだっけな……と思い出しながら読んだ。攻めの子がすごく純朴でいい子で、中学生ってこんなんだっけ…と思ったけど中学生って小学7年生の子もいれば高校0年生の子もいて確かにビッミョーな年頃だったなって思う。
受けの子の設定はけっこう重い。お母さんは出て行ってお父さんには暴力ふるわれて担任の女の先生に助けてもらえたかと思ったらその婚約者である男の先生に性的暴力ふるわれる。でも文面より暗く感じない。この話、もっと悲劇的に救いようなくかわいそうな話にもできたと思うんだけど、この作者さんはそうしなかったんだなあ。
受けの子はこんな境遇でちょっと意地っ張りで強気にふるまってるけど。アイドルが好きだったり攻めの子を励まそうと深夜に連れ出したり照れたり笑ったり失敗したり思った以上に普通。
今まで読んできたノンケ×ゲイとか純朴で優しいいいやつ×ちょっと捻くれた訳アリの子っていうCPは大体受けの子は、特別な存在として扱われて悲劇的に描かれるだけのものが多かった、ような、気がする。でもこの作品は結構普通。中学生だからなのかもしれない。
後半は高校生になった二人。こっちは受けの子の心情が多く描かれてる。そこもよかった。どっちかの心情だけに焦点を当てられると片方はどうなの?ってなっちゃう。
最後の妊娠チェックするくだりは最初、なにこれ笑えばいいのシリアスシーンなのなんなのって若干うろたえてしまった…けどその後のシーンで唸った……
これって最後の3年後の話は描きおろしなのかな…あれ?そもそもマーブルって雑誌はないんだっけ?
3年後の話がないまま終わってたら逆によかったかもしれないとちょっと思ったけど、でも商業BLはやっぱ3年後ないとな!と思い直した。
最後まで読んだ結果、めっちゃあまあまやん……という感想になった。

1
2016年02月11日

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