あらすじ
長き戦争の末、和平の証として、敵国の皇帝アシュレの元へと嫁いだリューリ。「世継ぎはお前との子でなくてもいい」――リューリを政治の駒としか思っていないアシュレは、リューリを愛することを一度は拒否するものの、次第に自分の中に芽生えた気持ちに気づき、戸惑う。絶対的な権力を持ち、冷酷非道と噂される皇帝アシュレが、本当に手に入れたいのはリューリの心だった。そんなある時、城に忍び込んできた男にリューリが連れ去られてしまい…。
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政略結婚結婚で形式的な夫婦となった2人が、時にはぶつかり、惹かれあいながらも素直になれないシーンがいくつもありキュンキュンしました。エロシーンは無いですが、キュン度は高めのストーリーです。
ドキドキ感薄め
政略結婚で嫁いできた妾腹の姫君リューリは、結婚相手の皇帝アシュレの容姿に見惚れてときめきますが、冷たくあしらわれてしまいます。
そのまま何ヵ月も、政略に利用されはするものの清い身のまま放っておかれたリューリが気の毒でした。
ヒーローであるアシュレは前半ずっと嫌な男で魅力を感じませんでしたが、後半リューリに惹かれてからは頑張っていました。
ただ、読んでいてときめく要素がとても薄く、思いが通じてからは駆け足だったのが残念です。
つまらなくはないのですが、さほど面白いとは思えませんでした。