あらすじ
金持ちトレーダーの教えをもとに、株式投資を始めた新米トレーダー。
しかし、値動きに一喜一憂してしまう自分を抑えきれない。
恐怖心や欲に突き動かされ、ついつい不用意に注文を入れてしまう。
あらかじめ計画した取引プランに一貫して従う強い精神力はどうやって培ったらよいのか。
また、そうすることで築くことができるプラス期待システムとはどういうことか。
成功するために不可欠な投資スタンスを金持ちトレーダーが根本から伝授する!
著者は長年、株式投資で成功を続けている米国在住のトレーダー。
第1弾『ニュートレーダー×リッチトレーダー 株式投資の極上心得』に続いての第2弾になります。
本書では、投資家を惑わせる主にメンタルの問題を取りあげ、セルフコントロールの秘訣やリスクマネージメントの根本原理を解説。
最終的にプラスを積み上げるシステムとはどういうことなのか、投資初心者なら知っておくべき必読書。
投資経験者にとっても自らの投資スタンスを見直すことができる必携書です。
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Posted by ブクログ
前作「ニュートレーダー×リッチトレーダー」の続編。
登場人物は、なんと前回の2倍!(2人→4人)
取引システムの構築に重きが置かれていた前作に比べ、
本作ではメンタル面が重視され、自分が採用した取引プランに
一貫して従うことの重要さが説かれている。
「損するというのはイコール、自分の取引プランに従わないこと」
「セルフコントロールと投資プロセスに集中し、結果はあるがままに任せる」
「投資決定は事実に基づくべきで、個人的な見解に基づくべきではない」
まさに、その通りである。
エド・シィコータの言葉の引用が多く、
なんと、ミネルヴィニの言葉も取り上げられている。
リバモア、ダーバス、オニール、ミネルヴィニ、みんなトレンド追従型トレーダーだ。
本の終盤、だいぶ理解の進んだ新米トレーダーが言っている。
「リスクマネージマントこそが投資の世界で生き残るための、
そして長期的に利益を生み出すための聖杯なんだ」
ここで、エド・シコータの時を超える名言。
「良いトレードの要素とは、
(1)に損切り、(2)に損切り、(3)に損切りだ。」
「(a)損切りは早く、(b)利喰いはじっくり、(c)ポジションは小さく、
(d)躊躇なくルールに従う、(e)ルールを変えるべき時を知る。」