【感想・ネタバレ】フェアトラーク寓話 万聖節のラルフェのレビュー

沖麻実也

悪魔との契約は、人にとって魅力的である。ただそれには「幸運」と「恐ろしい結末」の両方がつきまとう。ここに魔界の公爵・ヴァラファールがいる。第一支配階級の上級悪魔ながら、人間界で暮らす変わり者の彼はワルプルギスの夜に孤独な少年・ラルフと契約を結ぶ。不思議な『契約』の結末は無慈悲なものか、それとも……？ ミステリアスなオムニバスストーリー。大幅な加筆と描き下ろしを加えた『契約（フェアトラーク）物語』 新装版。

[ブクログ · ★★★★☆]

二冊同時発売の内の一冊目。
沖麻実也さんのファーストコミックの復刊です。
復刊といっても再編成されており、加筆・修正も入って、描き下ろしまであり。

旧版の内、ベルタがメインの『ヴァールハイトの迷夢』だけ、もう一冊の方に収録。
こちらの巻はラルフがメインのお話が詰まっています。

ヴァラをエックと呼んだ小さなラルフが愛らしいｖ