【感想・ネタバレ】裁判官・非常識な判決48選のレビュー

あらすじ

「こそこそとでなく、堂々と女性のスカートを覗き込めば無罪」「女性にデブと言ったから29日間、刑務所へ」「自分名義の家に自分の鍵で入ったのに住居侵入罪成立」――一般人の感覚では「非常識」としか思えない判決が目につく昨今。裁判官が頭でっかちで世間知らずだからこうなるのか? それとも実は、当事者のやむをえない事情を汲みつくした上での英断なのか? 裁判経験豊富な弁護士が、世間で「トンデモ判決」と言われる48の裁判を読み解き、痛快にジャッジ!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

裁判官・非常識な判決48選。間川清先生の著書。一般人の一般常識からかけ離れた非常識な判決。一般常識からかけ離れた非常識な判決をする非常識な裁判官。非常識な裁判官を放置するのは一般常識を大事にして生活している一般人にとっては不幸になるかも。世間知らずで非常識な裁判官が放置されない仕組みが必要だし特権階級意識にあぐらをかいて世間知らずで非常識な裁判官はきちんと批判されるような社会であるべき。こういうことこそメディアの役目なのかも。

0
2021年12月16日

Posted by ブクログ

とんでもない判決には驚きが隠せません。裁判官もつくづく人間だなとおもわせます。ですが裁判員制度が出来た今、同様な判決が出るとは考えられません。
昔話となることでしょうね。

0
2016年06月21日

Posted by ブクログ

ユニークな判例が多くて、また裁判所の判断って意外と杓子定規じゃないというか、事情を汲んでくれることも多いんだなあと楽しく読めました。昨今、いろいろな裁判について、罪の有る無しや重さ軽さがSNSなどで騒がれがちですが、判決文全体を見ないと(さらには書かれないかもしれない事情を知らないと)安易なことは言えないなと改めて思いました。
気になった点としては、普段あまり法律に触れない人にも読ませるためのキャッチーさや分かりやすさを重視したのだろうということは承知しつつも、この判例の主眼ってそこだろうか…?と思ってしまう論点が幾つかあったことです。裁判所、裁判官がおそらく一番伝えたかっただろうこととピントがズレてるなと感じることが、読んでてすこし収まりが悪かったです。

0
2025年01月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

古くは大正から平成までのトンデモ判例を解説した一冊。
こんなことで訴えるの!?
この差で罪が重くなるの!?
この人たちは責任に問われないの!?
判決にも大人の事情があるの!?(事情判決の法理:ダム建設や選挙等、違法・違憲ではあるが有効とされる)
など、驚きがたくさん。
 
法律の勉強にもなりましたが、法改正がなされていれば、現在のルールとちがう部分があることは注意が必要。
 
内容が面白く、1日で読み終わってしまった。

0
2024年01月20日

Posted by ブクログ

世間や報道で「非常識な判決」とされるものも、ちゃんと判決全体を確認すると適切なものが多いってことをライトに解説している本。
結局メディアが判決のなかの一部を取り上げてその前提などを紹介せずに面白おかしく報道するのが一番「非常識」なのだと実感しました。
わざと裁判所に批判がいくように情報を操作しているとも言える。この場合のメディアの仕事は、権威をバカにするように仕向けるのではなく法律のルール等をわかりやすく説明することだと思うんだけどなぁ…。

0
2021年02月11日

「学術・語学」ランキング