あらすじ
飲食業界が採用不況の中、なぜ「塚田農場」にだけはアルバイトが集まるのか。そして客が「並んででも入りたい」居酒屋チェーンはいかにしてできあがったか。ひと月1坪あたり20万円の売上で大繁盛店と呼ばれる業界で、50坪105席の「塚田農場錦糸町店」の店長として4年連続年商2億円を達成し、客のリピーター率6割という奇跡を作り出した若き副社長が、「塚田のアルバイトは、なぜこんなにやる気があり、楽しそうで、自発的に働くのか?」という疑問に答え、驚異の経営モデルを余すことろなく開陳した、「目から鱗」連続の逆説のマネジメント論。
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Posted by ブクログ
居酒屋「塚田牧場」を経営するエーピーカンパニーで自ら現場の店長からたたき上げた大久保伸隆氏が書く、「人材育成」。
バイトの質を経営に反映させない(誰でも均一のサービス提供ができる)ためにマニュアル化が飲食業界の常識でした。
本当か?という疑問からさまざま苦労の末、行き着いた人材育成法を書きます。
書いている大久保氏もまだ若いですしもっともっとこの手法は進化していくのだと思います。
そしてその裏にどれだけの失敗と形にならなかった試行があったかも感じさせます。
良書です。
Posted by ブクログ
■CIS=EIS
・Customer Impressive Satisfaction(御客様感動満足)
・Employee Impressive Satisfaction(従業員感動満足)
■御客様を感動させる「店内販促」を「ジャブ」と言い換えることでアルバイトが自発的に行動してくれるようになった
■店長からのトップダウンは浸透は早く,形も整うがジャブが作業になって,アルバイトは仕事が増えたと感じる。
■アルバイトからのボトムアップは自発的に取り組めるので,やりがいも感じれられるがミッションに合わないジャブも出てきてしまう
■アルバイト研修で繰り返し伝えること。
・商品知識はなぜ必要か
・なぜ御客様を,満足ではなく,感動させなければならないか
・「ジャブ」は何のためにあるのか
■好意に対し好意で返したくなる「返報性の法則」
■御客様の「出勤カード」
■同じものを複数回受けていると,回を重ねるほど価値が小さく感じられる「限界効用逓減の法則」
■ただのマニュアル教育は,すぐにできるようになっても,働く上で最も大事な「やる気」を奪う
■一度落ちたモチベーションを回復させるのは,維持すること以上に困難
■経験や勘に基づく伝承を「暗黙知」
■マニュアル化できるものを「形式知」
Posted by ブクログ
行ったことないけど、繁盛店だったのかな
25年現在、債務超過とのことで、上場維持すれすれ。この本から約10年。この間、どういう変遷と環境変化あったかは、さくっとおさらいしとく価値ありそう。
Posted by ブクログ
塚田農場エーピーカンパニーで、現在全店で行われているリピーター獲得術を作り上げ、店長から叩き上げて副社長まで登りつめた人の本。まあ綺麗な部分しか書かれてないのはもちろんだけど、しかしなかなかここまで徹底しておるのはすごい。ある意味、注意力や気遣いなどにおいてハードワークを求めており、搾取と言えなくもないけど、その分きっちり還元してたり、言葉遣いが顧客に弱く社員に弱い言葉遣いとは真逆で良い企業だなあ、と思う。
どうして評価が高いかわからない
従業員満足という視点に共感しての購入でしたが、とにかく薄っぺらい内容で、実践してみたいアイデアもありませんでした。
どうして評価が高いのかわかりません。ビジネス書はかなり読んでいますが、正直、これはハズレ…残念です。
飲食店関係の方には参考になるのでしょうか?