【感想・ネタバレ】獄中手記のレビュー

あらすじ

「天皇陛下 何と云う御失政でありますか」「皇祖皇宗に御あやまりなされませ」。貧富の格差に憤り国家改造を目指して蹶起した二・二六事件の指導者が獄中で綴った、叫びにも似た言葉の数々は、三島由紀夫の「英霊の聲」等にも影響を与えた。未刊行の手記や書簡もあわせて収録。 〈解説〉筒井清忠

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Posted by ブクログ

二・二六事件首謀者となった磯部浅一氏が獄中において残した手記などをまとめたものです。「行動記」「獄中日記」「獄中手記」をはじめ、新資料を含むその他の書簡も収録してあり、文庫ではあるのですが現段階では磯部浅一全集となっています。本事件については様々な書籍がありますが、やはり事件当事者が残したものは史料としては貴重です。歴史は勝者によって作られるので、こういったものにも目を通さないと色々と見誤ります。次は、北一輝「日本改造法案大綱」や三島由紀夫「英霊の聲」を読まないと。

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2019年01月02日

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