【感想・ネタバレ】天の鷹のレビュー

谷口ジロー

明治初頭、会津を追われアメリカにわたった彦三郎と万蔵は、オグララ・スー族の戦士クレージー・ホースと運命的に出会った。二人は≪天の鷹≫≪風の狼≫と名を与えられ、オグララの戦士となった。手塚治虫文化賞受賞作家谷口ジロー、渾身のサムライアクション。

[岳人２８号 · ★★★★★]

読みごたえがある

1冊で完結していて分量は多くありませんが、緊張感のある戦闘シーンが多くて読みごたえがありました。ラストも味わい深いものでした。インディアンの歴史に興味がわきました。

＃切ない ＃感動する ＃深い

[ブクログ · ★★★★★]

故谷口ジロー先生の大作です。
新品が手元に見つかりそうもなかったので
中古で購入いたしました。すみませんです。
スゴイ分量をお調べになられておるのや・・
絶対ハリウッド化はされんだろうが・・内容的に。
自分も頑丈な育ちを叩き込まれた武士ならば、どうなんでしょう。
やはり多少の「憤り」を感じて、出来ることならば
尽くしてみたいと感じたいものです。
主人公たちは戊辰戦争に敗れました。
だから「故郷（パトリ）・会津」を失っております。
新しい安息の地を見いだした英雄です。
やっぱり人間にはコレがとてつもなく大切なことだと思います。
自分の故郷って何処なんだろうなんて「自分探し」をしよう
とは恥ずかしいものですが、「探して自分で見つける」
そして「打ち込む」のが基本でしょう。青い鳥はお家に
おりますよ的な