【感想・ネタバレ】ツギハギ姫と波乗り王子のレビュー

あらすじ

秋葉原のメイドと、会社の経理担当の事務員という二つの顔を持つ杏は、嵐の日に大荒れの海の中でサーフィンをする青年・陸と出会い、不思議な共同生活をすることになる。アニメのキャラクターのイラストを描いている時と、blogでやりとりしている時しか感情を表現できない自分を「ツギハギ姫」と称する杏だが、陸との出会いによって、少しずつ自分が変化していくのを感じる。夢を追う陸を見て、自分も生きる目標を見つけた杏の、優しい恋の物語。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

本当の自分は誰にも見せない主人公とそんな主人公にグイグイ踏み込んでくるリク。
夢見がちでオタク気質な絵描きとポジティブで夢を追いかけているサーファーのリクは価値観があまりにも合わないような気がして最初はつきあっているのが不自然に感じた。
それでも日本にいる間はうまくいっていただけに海外に行ってからの二人のすれ違いが見ていてつらい。

全体を通して二人とも性格が嫌いだし、文章中にでてくるアニメや漫画の固有名詞もあからさまな感じがして嫌だけれど(オタクぶっているけど薄っぺらいというか・・)、ハッピーエンドにならなかったことで逆に強く印象に残ったのが良かった。
情だけでは長続きしない。

0
2012年10月30日

「小説」ランキング