【感想・ネタバレ】我、六道を懼れず[立国篇] 真田昌幸連戦記のレビュー

あらすじ

われらは死花に非ず――昌幸から幸村へ託されたものとは。大河ドラマ「真田丸」でも草刈正雄の好演で話題の戦国武将、真田昌幸。「稀代の謀将」「表裏比興の者」と呼ばれながらも、真田家を守り抜いた、その誇りに満ちた生涯とは。傑作歴史巨編、堂々完結! ――誰も救えぬ温情よりも、何かを救う非情を選べ! 壮絶なる長篠の合戦で二人の兄を失い、真田家を嗣ぐこととなった昌幸。しかし武田家の滅亡を食い止めることができず、天下の情勢も大きく移り変わっていく。その中で昌幸は真田家を守るため、次々と非情な決断を下していくのだが……。「表裏比興の者」と蔑まれながらも、信長、秀吉、家康ら天下人たちと智略をもって渡り合い、理不尽な処遇に矜持をもって戦い抜いた男。その信念はやがて息子・幸村へと受け継がれてゆく。

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Posted by ブクログ

前の巻と同じく話がぶつ切りで飛びますが今までの昌幸像とは違っていて一気に読み切りました。遡って幸隆やあまり描かれることのない信幸を題材にして欲しいですね。

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2017年06月29日

Posted by ブクログ

沼田城奪取の謀略から二度の上田城防御、真田の存続をかけて戦う昌幸の内面の真摯さが表裏比興との評判とは裏腹に際立っていた。幸の字を捨てざるを得なかった兄信之から好白斎幸村への継承、そして消沈した昌幸の躑躅の花に対する思いで締めくくられた。

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2019年01月04日

Posted by ブクログ

長篠以降から関ヶ原までの真田昌幸を描く。
そう、真田家って戦いに勝って敗将になったんだよなぁ。
政治的に敗北したわけで、これをみると戦争って政治の一形態であることがよく分かる。地域戦で勝っても大局を見誤るとどうしようもないってことだ。
あ、情けないけど、信幸が信之に改名した理由を初めて知ったぞ。史実かどうか分からないけど泣かせる話だ。

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2016年07月17日

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