あらすじ
リアルな官能表現が人気の恋愛小説家・間宮和孝とその担当編集者・折橋麻衣子は、大学の文芸サークルの後輩と先輩で、かつて恋人関係にあった。在学中から間宮の才能を信じ、彼の本を作るために出版社に就職した麻衣子は、間宮が官能小説を書き始めたことに腹を立て別れを切り出す。二人は数年後、担当編集と作家として再会…したことになっているが、実はそこには、麻衣子の壮大な計画が隠されていた。しかし、それを知った間宮の反撃がはじまる。
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この作家さんの描くヒーローやヒロインは面倒くさいタイプが多いのですが、その中でもこのヒロイン・麻衣子はトップクラスに面倒くさいです。学生時代に彼と付き合ったのも別れたのも、そして再会後は作家になった彼の担当編集として焦らし焦らし、流されかけても寸止めで逃げる事数回。何が彼女をそこまでさせたのか___?てな理由がある意味スゴイです。結局「策士策に溺れる」ってな感じで彼に捕獲されてめでたしめでたしです。回りくどい恋愛物語が好きな人におススメ^^♪
Posted by ブクログ
読ませますねーーー焦らしますねーーー
まんまと夢中になってしまいました!
目的を果たすために画策しまくる元カノ編集さんと
画策されているようで丸ごと元カノの謀を楽しんでいるような元カレ作家さんのお話。
や、いろいろあったところで、全部の愛はお互いに向いてるってゆーね。
そこがね、ほほえましくも、もどかしいところでしたよ。
寸止めにつぐ寸止め・・・新しい手法でしょうか(笑)
前作も相当焦らされましたが
読み手の惹きつけ方が絶妙すぎて参りました。
会話も軽快でテンポよく、司馬さんはタイミング悪く(笑)
それがまた物語を上手に進めていく要素と言うか。
楽しく読ませていただきましたーーー!!!