あらすじ
「事故物件」と不動産業者…、不動産売買仲介営業マンの給料事情…、不動産売買仲介業者のテクニック…、役所とのバトル…、マンションVS一戸建て…、家は「購入」が得か、「賃貸」が得か…。
多くの人にとって住宅は一生に一度の買い物。少しでもいい物件を少しでもいい条件で買いたいのは誰しもが思うところだ。
しかし不動産業界には一般人にはけして知りえない内部事情が渦巻いている…。
そんな知っておけば必ず役にたつ不動産業界の内部事情を、現役不動産営業マンとして働く著者がセキララに語り尽くす!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
不動産屋という会社が具体的にどういう日常的な業務を行っていてどこが収益の肝になるのかよく理解していなかったが、この本を通じて不動産屋の日常を垣間見ることができとても興味深かった。
不動産屋の視点での価値観がわかり、顧客として売買などの交渉をする上でも有用であると思う。自分としては非常に役に立った。
Posted by ブクログ
不動産業界で起こった、妙な物件、妙な客。
貫通させて泥棒される物件、というのにも驚きですが
冷やかすにしてもすごいやり方だな、な客も。
事故物件はまだしも、共有場所にて…の物件は
まぁ仕方がないかな、と。
今から家を買う、という人にも、ちょっとだけ
面白いやためになる話も。
そりゃローンを組んだ人よりも、現金一括の人の方が
強いのは確かです。
目の前にどどん、とかされたら、迫力負けですし。
とはいえ、いまどき目の前支払はないでしょうがw
Posted by ブクログ
不動産の仲介業者で営業をやっている著者による、
業界のアレコレ話でした。
ライターが書いているのかな?と思えるような文章で、
内容も「これ、本当かな?」というようなものが多いですが、
「まあ、エンタメだ」と思いながら楽しめる内容です。
いちばん気になったのは、いわゆる「事故物件」についてでした。
つまり、そこで死んだひとがいる、自殺したひとがいる物件です。
マンションの廊下などの共用部分での飛び降りなんかは
告知義務は微妙、だと書いてあります。
また、告知義務のために情報を買主候補のひとに与えても、
「マンションなんて、よく飛んでますよ~」
などと、実際それはほんとうなのだそうですが、
営業マンは軽い口調で言うそうです。
そしてまあ、衣・食・住、
つまり生活で大切な三つのうちのひとつがこの住ですからね、
占いを信じて良い物件を得ようとする人もいれば、
そこで繰り広げられた惨劇の痕を残す物件もあるようで、
なかなか、ひとそれぞれ一所懸命、物件を買ったり借りたりを選ぶことになります。
業者が甘い汁を吸うため、
中間マージンを上乗せして買主に背負わせるというのも、
なきにしもあらずなようです。
そんなこともちょろっと書いてありました。
自動車以上に高い買い物、大事な買い物になりますから、
それだけにそこにはなかなかに生臭いドラマのようなものが
あったりしがちなのかもしれませんね。
さっぱりとはいかない不動産の案件についての多くのトピックをメインにした
おもしろおかしい読みものでした。