あらすじ
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■東大英語は、「英語ができる」だけでは点が取れない!?
東大二次試験の英語リーディング問題は、単に英文の理解力が問われるわけではなく、日本語の運用能力や論理的な思考が求められる難問です。そんな問題に対処するには、過去の問題や模試をこなすだけでは不十分。本書は、基本的なリーディング力の鍛え方から実践的テクニックに至るまで、東大英語リーディング対策に不可欠なポイントをご紹介し、自信を持って本番を迎えるための豊富な練習問題を提供いたします。
■目的に応じた読み方を身につけるための19のストラテジーは TOEIC や TOEFL にも有効!
本番では、さまざまな問題形式を通して「必要な情報を素早く拾う力」「細部までしっかり理解する力」「話の展開をつかむ力」などが問われます。つまり、偏りのない総合的なリーディング力を試されるようなもの。そんな東大のリーディング問題を解くためのストラテジー(戦略)を、灘高英語教師のキムタツこと木村達哉先生が伝授。入試対策だけでなく、すべての英語学習者にとって大きなヒントとなるでしょう。
【著者プロフィール】
木村達哉:
1964年1月29日生まれ。奈良県出身。関西学院大学文学部英文学科卒業。奈良県の私立高校教諭を経て1998年より灘高等学校英語科教諭。教員と執筆業以外にもラジオのパーソナリティーを努めるなど多方面で活躍。趣味は沖縄の海に潜ること。また野球が好きで、灘中学校野球部監督を務めている。主な著作に「センター試験英語」シリーズ、「東大英語」シリーズ、「ユメタン」シリーズ(いずれもアルク)、「熱血教師キムタツの東大英語基礎力マスター」シリーズ(講談社)などがある。
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Posted by ブクログ
おなじみキムタツの東大リーディング(1A, 1B, 4B, 5)の対策本。それぞれの問題形式について、簡単なレベルから本番レベル、本番を超える(?)くらいのレベルまでの問題が6題ずつ、それらの前に、問題の解き方、ストラテジーの解説や一通り解いてみるという章がある。
初版が2006年ということで、問題の分析が古い点が気になることがあるかもしれないが、東大の英語に関して細かい変化があってもエッセンスは変わらないと思うので、あんまり気にすることはないと思う。ただキムタツが言う「ストラテジー」も一つの解き方であって、特に時間配分とか解く順番に関して、別に鵜呑みにすることはないし(要約に15分は時間かけ過ぎでは?とか)、逆にそういう部分を押しすぎてかえって胡散臭い感じになっているんじゃないか、と思わなくもない。結局はただきちんと英文を読んで表現する、というのがポイントだし。
練習量の確保、という意味では自習教材としてとても良い本だと思う。ただ英文の解説が詳しくはなく、せいぜい全訳と目ぼしい語彙のリストが載っているくらい(おれも1つ構文がよく分からないところが…)。問題の解説も、一応の解説、といった感じ。「この語句はこういう意味で」というサラッと解説されているところもあるが、分かってれば苦労しないけど、たぶん受験生は分からない表現だと思うので、それをどう予測するのか、という解説が欲しい。小説問題も、欲を言えば全体を見て答える問題があってもいいかなと思うけど、そういう問題を作るのは難しいし、そもそも小説やエッセイの問題の練習素材も少ない中では、割とありがたいのではないかと思う。英文の内容も面白かった。東大志望だけに限らず、小説やエッセイが出る大学を受ける人も、英語の演習量確保という目的では良い本だと思う。(20/09)