あらすじ
「契約書なんかなくても、信頼関係があれば大丈夫」「契約書をつくるなんてめんどうくさい」……このように思っているとしたら、その考えは危険だ。なぜなら、口頭で決めた約束だけでは、「言った言わない」や解釈の違いが起こりやすいからだ。こうしたトラブルが起きると解決のために多大な時間と労力を費やすことになってしまう。そこでトラブルを未然に防ぐためにもっとも効果的なのが、契約を文書におきかえるという作業なのだ。本書は、契約書の基本的な知識から「とき」と「場合」の意味の違いは? というような用語の使い分けまでわかりやすく解説する。契約書の作成に役立つ基本書式もついているので、常に手元に置いておきたい1冊!
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Posted by ブクログ
内容を平易に書かれているので,とても分かりやすかった。
知っていると思っていたことが,じつはハッキリと知らなかったようなことが誰しもあると思うので,一読の意味ありと思う。
実務担当者も,それ以外の人も,だれでも読む価値ありだと思う。
Posted by ブクログ
契約書作成専門の行政書士の先生が、契約書について書いています。
内容は行政書士試験で勉強したことが多いかんじです。
契約書の重要性や作成のコツがわかりやすくまとめております。
Posted by ブクログ
契約書に仕事やプライベートで関わることは以外に多いですが、細かな約款と言い回しで読んでる人はほとんどいません。また、仕事で関わっていても、印の種類や何をすることが正式なのかを知らないコトも多いです。
契約書についての基本の事柄を学べる良書です。
Posted by ブクログ
会社の同期からの勧めで購入した本。
法務部の同期曰く、
「営業であればこの1冊で十分とのこと。」
・民法では契約を「原則として自由な行為」と考えている。=「契約自由の原則」
・原則は自由であるが、強行規程(労働基準法、商法とか既にある法律)には従う。
・押印(捺印)、契印、割印、消印、訂正印、捨印
など基本的な「契約」のベースになる考え方、実務上注意すべきポイントの記述がありがたい。
契約書に押す判子の種類は、今まで理解していなかったのは非常に怖いと思った。
確か10°cafeの金銭消費貸借契約書の捺印をした時、
契約書の上の辺りに「捨印」を押している気がする。
仕事で土地建物の賃貸借契約書の内容確認をしたり、
契約締結前の文言修正をしたりする機会が増えた。
営業職の実務における「契約」の大枠を掴むには良いと思う。
逆に専門的なことを学びたいのであれば、効果は期待できない。
契約書について理解を深めるならば、
実際の契約書の事例をたくさん見て、
契約書の文言修正などの実務に数多く関わることが、
近道だと思う。