【感想・ネタバレ】アガタ/声のレビュー

あらすじ

お互いに記憶の深層から紡ぎ出した欲望の言葉で、“近親相姦”を語る兄と妹(デュラス『アガタ』)。不在の男を相手に、女が電話越しに“別れ話”をひたすら語る(コクトー『声』)。男と女、すれ違う言葉と想い……。対話と独白の、抑制された動きと「語り」の濃密さが、鮮烈な印象を与える、一幕もの傑作2篇を流麗な新訳で。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

〝アガタ〟という名の少女と、その兄との関係性の遍歴。あの夏の日。繰り返し離れようと、けして離れられなかった二人のお話し。

自分を捨てて新しい女ともうすぐ結婚する男に、最後の電話を掛ける。一人芝居。そして電話の切れた後。

戯曲を読むのは初めてだと思う。イメージの奔走を追いかけるような、感覚の背びれに捕まってすごい速度で読み切った本。
これを下敷きにお話しを書くのも楽しそう。

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2016年10月25日

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