あらすじ
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愛知県のニュータウンで夫婦ふたり。
キッチンガーデンで野菜を育て換気扇のない台所で保存食をつくり、玄関のないワンルームの丸太小屋で暮らす。簡素だけど優雅な歳時記です。
撮影:田淵睦深
主婦と生活社刊
【目次】
・英子さんとしゅういちさん
・つばた家へ ようこそ!
・時をためる暮らし
・はる|葉っぱにさわる
・小春日和に暮らす知恵
・なつ|シエスタは欠かせない
・暮らしを渡す
・あき|味覚の小包
・しゅういちさんと整理整頓
・ふゆ|落ち葉と空の恵み
・英子さんと「暮らしは細かく」
・つばた家の味
・つばた家のキッチンガーデンと雑木林
ほか
【著者紹介】
つばた英子
1928年生まれ。キッチンガーデナーとして、大地に根ざしたていねいな暮らしを実践中。
つばたしゅういち
1925年生まれ。自由時間評論家。東京大学卒業後、アントニン・レーモンド、板倉準三の建築設計事務所を経て日本住宅公団入社。広島大学教授、名城大学教授、三重大学客員教授などを歴任。2015年6月2日、お昼寝したままその生涯を終える。享年90歳
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
東大卒のしゅういちさんとお見合いで出会った英子さん
しゅういちさんは几帳面で英子さんは大雑把
しゅういちさんは建築事務所を経て広大などで教授をしていた
愛媛でほとんどゴミの出ないエコな暮らし
畑は空から見て畑と分からないように、落ち葉をまいたり、ジャムやお餅、お菓子も全部手作り
メモも木の板を掘って書いている
英子さんは服も娘や孫のもののお下がり
エプロンもそこら辺のタオルを巻いて赤い安全ピンで留めているだけ。それなのになんだかオシャレ
Posted by ブクログ
母にすすめられて完読。
今の忙しない世の中で疲れている人たちに
こんな生き方もあるんだよって
教えてあげたくなるような、
丁寧で美しく、
思いやりに溢れ、
楽しく元気で、
素敵な "はる なつ あき ふゆ" が
描かれていました。
すぐには難しくても、
老後こんな暮らしができたら幸せだろうな、、。
個人的には「伝言板」
活用したい笑
すきまが必要って、素敵な考え方。
心安らぐ、人生が愛おしくなるお話でした。
Posted by ブクログ
何でも自分の好きなように手作りすると、心地よい暮らしができるなあと思った。自分たちが食べる野菜や果物を、自分たちの畑で育てて、収穫して食べることの豊かさ。少しずつでも本物の食器を集めているところが素敵だった。私はポイントでもらったキャラクター食器を気に入って使ったりしているので、ちょっと反省。いつまでも夫婦仲良く、丁寧な暮らしっていいなと思った。
Posted by ブクログ
疲れてるときにこれを再読。なんやかんやありますが、暮らしを大切にすることを芯に置いておきたい。この本を読んでハブ茶をのんでみたし、保存食作りがますます好きになった。
Posted by ブクログ
2018.1.7
人生フルーツを観てもいっかい読んだ。ああなんて素敵なんやろう。英子さん、しゅうたんって呼び合ってるおふたり。鼻歌を歌いながら台所仕事をする英子さん、こうやって手作りのものがテーブルに並ぶ食卓は本当にあったかい。食べることは生きること。
Posted by ブクログ
『ときをためるくらし』の補足という読みかた。
文章より写真がメインです。
本としては、わたしは『ときを〜』シリーズのほうがとってもすき。ただ、視覚としてふたりに会えるのでこちらもおすすめ。
なんだかたのしい。
小さな積み重ねを繰り返していくことが
豊かさなんだなあと。大切にしたいことがたくさん。
Posted by ブクログ
こんなおじいちゃんとおばあちゃんになりたい。
二人とも身体も心も支え合い生きている。
読むと母にも贈りたくなり、プレゼントしました。
自宅にあれだけの畑を持ち、毎日暮らすのは楽しいだけでは済まないだろうけれど二人の日々はとても充実しています。
80を超えて毎日畑仕事するのは工夫が必要。
それを見事に二人してこなしています。
二人の笑顔が可愛くて、しゅういちさんのユニークな畑の看板や英子さんの美味しそうなご飯。
何もかもが素敵で本当の贅沢はこういう暮らしなのだと思いました。
Posted by ブクログ
老夫婦2人の豊かな暮らし。
年金で細々…って感じの方々ではないようだが、基本的に働き者で手を動かして暮らしてる。遊び心もあり、こんなふうに暮らせたら年をとっても楽しいだろうなと思う。
Posted by ブクログ
しゅういちさんと英子さんは映画で知りました。お二人の暮らし方は本当に大好きで、お二人らしさがよく出ていて、素敵です。
忙しなくすぎてしまう20代前半だからこそ定期的に読みたいなと思います。
Posted by ブクログ
手の込んだことをすることが、
いとおしい日々に繋がるということを教えてくれる本です。
ECとか、スマホとかSNSとかそういう便利なものも
もちろん良いし、わたしもとてもお世話になっているのだけど、どこか疲弊している自分もいて、こういう暮らしを拝見すると、どこかほっとします。
夫婦としての在り方、他人と他人が伴侶として暮らしていくコツのようなものも教えてもらいました。
「相手を立てて、思いやる」、これに尽きますね。
花の拠点「はなふる」センターハウスで、読ませていただきました。
Posted by ブクログ
こちらのご夫婦の本は3冊目。
写真が沢山あるので、聞き語りの文章に+αで、より生活の雰囲気が伝わってきます。
敷地内の200坪のお庭には果樹が50種、野菜70種。雑木林もちょこんと作ってあって、建築士である主のしゅういちさんの自然とともに暮らすコンセプトが伝わってきます。
妻の英子さんは子どものころから土いじりが大好きな方。
そんなお二人の暮らしは本当に豊か。
作り出す豊かさにあふれているのです。
Posted by ブクログ
菜園、役割分担、紆余曲折のすえなのか、よい生活をしておられるようにみえました。
ただ、ここまでくるまでの経歴については、若干、前時代的な雰囲気も感じられました。
とはいえ、生きてきた時代が異なるわけですから、それは当然のこととも思います。
払ってもいい金額:1,200円
Posted by ブクログ
・人生フルーツ観たあと映画館カウンターで購入。
・内容は最高だけどもう少しカラー写真がほしい
・お二人のような暮らしはなかなかできないけど憧れる。しゅういちさんの暖かさいいなあ。
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素敵なご夫婦のていねいな暮らし。
キッチンガーデン、手仕事、お互いの得意分野を活かしたお二人の生活スタイルは、暮らしぶりとしても夫婦のあり方としてもとても憧れるものだった。
Posted by ブクログ
キッチンガーデン(=「畑」の意味合い?こう表現するとおしゃれだな)で収穫するものを、素材の味を活かした調理でいただく生活。朝4時起きでお世話をして、昼にはシエスタ(=昼寝)をする、その繰り返しの生活。でも育てているものの種類が豊富なので、季節ごとに違う楽しみがある、、とても憧れる。ご夫婦2人の息のぴったり感も素敵です。
Posted by ブクログ
便利さと豊かさは別のものだ、とつばたさん夫妻を見ているととても感じる。
「人生フルーツ」で知ったつばたしゅういちさんとひでこさん夫妻の生活。
庭でたくさんの野菜や果物を育て、生活はひでこさんが作られる食事を含め手作りが溢れている。
夫婦で足りない部分を補い合い、季節と共に暮らし、日々の生活を大切にしている。
本当にすてきなのだ。
おうちの至るところにある、しゅういちさんの手作りの愛に溢れた看板やメモ。
ひでこさんの作る本当においしそうなお料理、お菓子。
大切に使い込まれた食器や鍋。壊れたら直して大切に使い続けているお気に入りの家具。
麦茶って手作りできるんだなって初めて知ったよ。
手間をかけるっていうことは不便かもしれない。でも手間をかけるってことは自分でやるってことで、対象と向き合うってことだ。
つばたさん夫妻は向き合い続けているのだ。きっと生活の、暮らしの細かい部分にまで。
それって丁寧に暮らすってことだ。丁寧に生きるってことだ。「豊かさ」ってそれができる心を持っていられるってことなのかもしれない。
Posted by ブクログ
それから、を読みたくて既刊を読む。
夫婦二人、お互いに気遣いながらも
それぞれの暮らしを実践されている。
時代を感じる価値観や考え。
お二人だけの価値観。譲れないもの。大切にしていくこと。
暮らしを、楽しむこと。
無理をしないこと。
色々なことを私なりに吸収してみる。
続刊が発売されている。
英子さんの望み通り、しゅういちさんより先に逝くことはなかった。
その暮らしは、どう変わっているのだろうか・・・。
Posted by ブクログ
薔薇を育て、野菜を育てています。
薔薇の花が咲いてる時は、路行く人が写真を撮って行かれます。
その陰で、1年に何回も腕を傷だらけにして枝を切り、バナナの皮を黒くなるまで乾かし土に混ぜ込みをします。
きつと、保存食を作るまでのお仕事は、大変なんだろうなーと拝察しながら、読みました
Posted by ブクログ
とっても素敵な夫婦で、、、夫婦というよりほんま伴侶という言葉が似合う。自給自足の生活は憧れるなぁ。都会に住む自分はこんな生活でけへんけど、無駄のない生活は真似できるかな。
Posted by ブクログ
ある夫婦の老後の丁寧な暮らしぶりを紹介する本。
主人公は映画「人生フルーツ」の主人公である夫婦。
四季折々の野菜や果物を「キッチンガーデン」という庭で育て収穫して食べる。
外出する様子はあまりなく、自然で自給的な暮らしを心掛けている様子。
夫婦の距離感が絶妙なのか、お互いの性格が上手い具合にマッチしているようで、何とも微笑ましい。
執筆当時は黒電話を利用しているようで、このご時世でありながら特定の人と濃密なコミュニケーションを取っているのだと感じました。
都会暮らしやネット社会に疲れた人にお勧めです。