【感想・ネタバレ】昭和な街角 火浦功作品集のレビュー

あらすじ

1980年代の東京で、三十路を超えた三人の元不良少年たちが十年以上前に行方不明になった彼らのマドンナ・直子のことを、ふと思い出した。実は三人は、彼女の個人的なことを何一つ知らなかったのだ。一体、直子はどんな秘密を抱えて、彼らの前から姿を消してしまったのか......? 火浦功の尾道1部作(?)『明るい世紀末のすごし方』他、七編の単行本未収録作品を集めた奇跡の一冊!

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Posted by ブクログ

中学生の時に好きだった火浦功。

それそのものだった。最高。

自分の文体が影響を受けた一人。

具は物足りなさアリ。

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2021年02月23日

Posted by ブクログ

最近じゃなんか素敵な表紙の絵が本屋に溢れてて、気になるけど手には取らないですよ私は、とか強がっていましたが、これは見つけてあっさり買ってしまいました。(?)

えーっと、作者のことは何も知らずに買ったのですが、「天下無敵のお嬢さま」読んだ時にこうの史代が別名で書いてるのじゃ、と思ったように、竹本泉が別名で…とか思ってしまいました。すごいな。どれも挿絵どころか、全て漫画化できちゃいそうな勢いでした。
遠山署と明るい~の後半気に入りました。あ、あとSTUDIOの字幕も。
面白いなぁ。

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2016年03月20日

Posted by ブクログ

火浦功15年ぶりの新作(調べたら、2001年にも新作出てたのね)…ということですが、内容としては8,90年代に発表された短編の初単行本化…といったものでした。これだけの分量眠っていたとは…

火浦功の作風としては「遅筆」「未完」「タイトルだけ先に入稿する」等が有名ですが、それらを改めて思い出させる作品群。比較的長めなのは、ホラー風演出でビックリの「アモルフの棲む町」(未完)、ちょっと不思議ないい話風「明るい世紀末の過ごし方」(完結)。
それにしても、やはり先生のこの軽妙な文体の魅力は色あせぬものである。

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2016年03月13日

Posted by ブクログ

なんという奇跡!
もはや新刊が出る事は望めないだろうと絶望していた火浦功の新刊が出たとは……。

言い過ぎではありません。
それほど、本が出ない作家ですよ。

しかし、残念ながら書き下ろしはなく、今まで単行本未収録の短篇を集めて一冊にしました、というものです。
そして各篇が掲載された雑誌を見ますと……。
半分が、ハヤカワHi!
なくなって何年になるかなこの雑誌(感慨深い)。
そういえば、Hi!レーベルの文庫があった当時、ここで火浦功の本が出るんじゃないかと期待していた事を思い出した。
なんという古い記憶だろう。

うん……懐かしいです。
読んだのもあるし読んでいないものもあった(たとえばFromAに連載していた事は知らなかった)。

ただ、それだけだ。

ところで、担当編集者さんは、胃は大丈夫だったんでしょうか。

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2017年04月16日

Posted by ブクログ

火浦功の短編集。
久しぶりに調べたら短編集が出ていて驚きながら読む。
作風は昔のままで懐かしさを感じる…と思ったら過去の未発表作を集めたらしい。短編集となると必ず世界が終わる話があるのはお約束。
作風は大好きなので早くガルディーンの新作とかが出ないかな。

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2016年07月02日

Posted by ブクログ

 火浦功が好きなのだけれども、これだけ寡作な作家の、しかも未完を含む短編集が出るっていうのはどういうことなんだろうか。
 商業的に利益が上がるのか。もう彼のファンはある一定以上居るから、安心なのか、出版社のお偉いさんがファンだから出たのか、あるいは宇宙的陰謀か。

 作品云々というより、作家として続けられることがミステリ。
 やはり読むと文章の調子が他にはないく面白い。
 新作読みたい。

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2016年05月24日

Posted by ブクログ

もうあまりにも久しぶり過ぎて、新刊情報をきいた時はガセ、本屋で見た時は夢かと思いましたよ。内容はまあ…、この文体が懐かしくもあり、潔いほどの未完っぷりにある種の感動を覚えたり。とにかく奇跡、の一言です。さて、次に新刊出るのは何年後ですかね…。

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2016年03月25日

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