あらすじ
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戦の道具としての使命をもちながら、観るものの心をとらえる不思議な力を帯びた刀。
上古、大陸から伝来して以来、日本刀という独自の美意識はどのように生じ、現代までいかなる展開を遂げたのか。
正宗や虎徹をはじめとする名工の作風を味わうポイント、そして「名刀」の条件とは何か――。
数々の名品を生んだ日本刀剣史の基本から、現代の刀匠の仕事場、信仰や儀礼、文化財といった視点まで。
奥深き刀剣の世界へ、研究の第一人者が多彩な作品写真とともに誘う。
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Posted by ブクログ
ジャパノロジー・コレクションというのを初めて購入したけれども、文庫サイズで写真が多く、文章の量は多くないけれどもはっきりと読みやすく大変よかった。
刀の歴史、在り方のパートと刀工を紹介するパートとあって、かなり多くの刀工が取り上げられていてそれもまたよかった。
入門書としているけれども、用語解説のようなものはないので入門書としては少し難易度が高いかも?
刀そのものの謂われなどもほとんどない。
それを差し引いても十分過ぎるほど魅力的な本だった。
電子書籍だと200円近く安いけれども、カバーの手触りはいいし本文の紙や印刷もいいので紙がいい。