あらすじ
雨の朝、高校生の孝雄と、謎めいた年上の女性・雪野は出会った。雨と緑に彩られた一夏を描く青春小説。劇場アニメーション『言の葉の庭』を、監督自ら小説化。アニメにはなかった人物やエピソードを多数織り込んだ。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
登場する人物1人の1人心情、心の動き、行動の裏の気持ち。1人の物語を読んだだけは考えることのできないところまで見ることができ、何人のも人にあった過去、現在を知れた本でした。新海誠さんの言葉は、風景を読み取ることもできるので凄く美しいです。アニメーションを見る前に小説を読みました。この小説がどのように映像になっているなか、楽しみです。
Posted by ブクログ
読むのが楽しくて、何度繰り返し読んだか分からない。これを読んで、新海誠の小説を全部揃えようと思いました。なんでこんなに綺麗な情景を文字で表現できるんだろう
Posted by ブクログ
「君の名は」が大ヒットした新海誠さんの
作品「言の葉の庭」個人的には「君の名は」
より好きな作品。最初に映像で観て
いいなと思っていたら小説にもなっていて
読んだらより深く面白かった。
舞台となってる新宿御苑(雨の日)に
いつか行ってみたい。
Posted by ブクログ
映画が大好き過ぎて何度観たことか。
小説も2度目。
お母さんのところがすごくすき。
息子たちを愛してるけど依存したり、入れ込んだりすることなく独立してて素敵だなーって思うし、お母さんが靴が好きだから孝雄くんは靴職人になろうって思ったんだろうなと思うし、じぶんの世界に没頭する人になったんだろうなと思う。
あとは雪野先生の細かい気持ちが分かるのがとても良かった。
2人の会話から、彼女のかわいらしさがとても滲み出ていて、秋月くんに対しては素でいられるんだな、と言うのが垣間見れるのもすごくすき。
とにかく私はこの物語が本当にだいすき過ぎるので小説を久々に読んで、改めてそうだったのかーと思えることがたくさんあり、読み終わってすぐにまた映画を観て噛み締めた。
贅沢〜。
Posted by ブクログ
いろんな人物が切り替わりながらそれぞれの目線で物語を進めていく、すると相手の当時の感情が知れると同時に人物達のいつまでも交わらない歯痒さが読者自身の小説の読みを早めていく。
「どうか気づいてくれ、どうか繋がってほしい」と願いながら読み進めている自分がいることに気づいた時心が優しくなる。
文章構造は映画の俳優さんやアニメーションでは難しい表現、例えば「彼女は迷子のような微笑を浮かべた」は、この15文字程度の文中の単語を一つ一つ順番に想像、思い出しながら当てはめてみてやっと著者に近い表情になる。が、これを実際に顔一つで表現できるのかとなると…というふうに読んでいてもとてもクリアで面白かった。
Posted by ブクログ
新海誠監督作品は、いくつか小説になっているけれど、この「言の葉の庭」に関しては、ぜひこの小説を読んで欲しいと思う。
万葉集が生きている。
アニメーション自体、そんなに長くないので、これを読んでから見返すと、背景にあるものを理解して見ることが出来ると思う
Posted by ブクログ
映画が大好きで勢い余ってハードカバーで買ってしまったやつ!新海さんらしい瑞々しさと透明感溢れる描写が素敵
映画の方ではそんなにフォーカスの当たってなかったチョイ役の登場人物の目線でも物語が描かれてて作品をより深く楽しめる一冊
Posted by ブクログ
私の大好きなアニメーション映画『言の葉の庭』を
新海誠監督自らの手で小説に書き下ろした作品。
アニメでは描かれなかった孝雄や雪野先生の
心情だったりを細かく丁寧に描かれています。
文字だけなのに、雨の情景が目の前に広がるのがすごく不思議で…
アニメを何度も繰り返し観ているからかも
と思ったけどきっとそんなことは無くて
観ていなくても、きっとあの風景が広がると思った。
これは純愛なのかー。
賛否両論ある題材だけど、小説を読んだら
そんな論争どうでも良くなると思った。
彼らの立場とか、本当にどうでも良くて
ただそこに居るだけで支えになるってすごく良いよね。
雨の日の東屋でのひととき。
読後感は雨の湿っぽさが残るかと思いきや
雨上がりのような気持ちよさがありました。
Posted by ブクログ
これから、僕の人生で来る季節は、どんな意味がある季節か、そして僕も知らずに過ぎ去った季節には僕が何を間違えたのか、僕が失敗したことがあるか、もう1回考えてみる本だった、そして季節の意味がよく伝わった本だった
みんな今日もお疲れ様
Posted by ブクログ
新海誠作品で一番好きな物語。
映画から見たけど本にはさらに細かいことが書いてる
登場人物も沢山いて面白い
新海誠さんの物事を説明する時の文が物凄く好き
誰かのスーツに染み込んだナフタリンの匂い、とか
読んだだけで孝雄の嫌悪感が伝わってくる
主人公孝雄の年相応の悩みとか葛藤に共感できる
いろんな登場人物の視点から書かれてるのでどの人物にも感情移入が出来る。ただし牧野お前だけは許すまじ
章ごとに和歌?が書かれてて全部覚えたくなってノートに書いてしまうくらい人物の心情に合ってた!
あと目次がすごくすごく好きです
約束のない逢瀬って素敵ですね。
雨が好きな私のお気に入り作品です
ノベライズの本作に関して
アニメ映画の方を地上波で放送された際に視聴し気に入り、より詳細に物語に触れることができるノベライズがあるとのことで購入。間違いなく良かった。
透き通ったラブストーリー
優しい水の中にいるような,淡い光の中にいるような,繊細で綺麗な二人だけの庭。
変わらない生きづらさと,どうしようもなく人を好きになる気持ち。
比喩の使い方,言葉の紡ぎ方が奥ゆかしい。
Posted by ブクログ
好きな人のために世界を雨にしちゃう人だもんなぁ。
風景の描写が好きだった。説明しているだけじゃなくて、登場人物のフィルターを通して風景を感じられた。
映画では描かれない登場人物の背景を知れて良かった。まさか母視点まであるとは!
第九話は展開を知っていてもドキドキしてしまう、、、ここは映像より文章の方が緊張感があって好きかもしれない。
改めて万葉集もチェックしたいな。
もっとちゃんと授業聞いときゃ良かった。
Posted by ブクログ
以前購入した「君の名は。」に感動して、同じく新海誠さんが書かれるこの作品も気になって購入しました。
章が変わる度に登場人物の視点もすり変わっていくのがなんだか新しい感覚で楽しかったです。外で雨がザーザーと降る中、ベットの上で布団を被ってまったりと読みたいな。
Posted by ブクログ
雨の日が好きになれます。こういう天気の日に雪野と秋月は会っていたのだと想像が膨らみます。全体的に文章は私にとっては難しいものでしたが、自然の描写が多いのは良かったです。
読後に映画も鑑賞しましたが、小説を読んで作風が好みだった方には是非そちらもオススメしたいです。映画で名前すら出てこないような登場人物の背景も分かって、より映画を楽しむ事ができます。
また舞台が東京であることが上京したての私にとって凄く親近感が沸きました。この作品の舞台となった新宿御苑にはぜひ行きたいと思います。もちろん雨の日に。
秋月の好きなことに対してひたすら努力し続ける姿には特に感化されました。私も頑張ろう。
Posted by ブクログ
高校生の孝雄が、公園で謎めいた年上の女性と出会い、互いに少しずつ惹かれ合っていくストーリー。孝雄が出会う人物目線から、物語が展開されており、彼らの心情や織りなす展開に目が離せなくなる。最初から最後まで、物語に引き込まれる。
Posted by ブクログ
最初に映画を観て、ちょっとモヤっとしていたら息子が「小説面白いよ」と持ってきてくれた。
映画に描かれていない背景やイヤな奴と思っていた人物の物語もあって、とても丁寧に描かれていて良かった。
エピローグもあり、映画のモヤが晴れてスッキリ。
Posted by ブクログ
なかなかしっとりしたお話だけど、読後感はまるで雨が上がったときみたいな、少し晴れやかな感じ。
みんな何かを飲み込んで生きている。それでも歩みたい道を歩めている人はやっぱり輝いているし、希望であると思う。
Posted by ブクログ
孝雄と雪野、それぞれの気持ちが言葉で表現されているので、映画より深く入り込めたと思う。
光の庭の描写がとても素敵だった。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
また会うかもね。もしかしたら。雨が降ったら―。雨の朝、静かな庭で2人は出会った。靴職人を志す高校生の孝雄と、謎めいた年上の女性・雪野。迷いながらも前に進もうとする2人は、どこへ足を踏み出すのか。圧倒的な支持を受けた劇場アニメーション『言の葉の庭』を、新海誠監督みずから小説化。アニメでは描かれなかった人物やエピソードを多数織り込み、小説版ならではの新たなる作品世界を作り上げた傑作。
Posted by ブクログ
この本は、雨の日の新宿御苑を舞台に、靴職人を目指す少年と謎めいた女性の出会いを描く物語です。とても短い作品ながら、映像のように鮮やかな情景描写と、言葉少なに交わされるやりとりの余白が魅力的。
新海誠さんらしい雨や緑の描写が美しく、情景だけでなく登場人物の心情までしっとりと伝わってきます。静かで落ち着いた雰囲気の中に、切なさと温かさが同居していて、読後は深い余韻が残ります。
恋愛要素はありつつも、あくまで“人生の一瞬の出会い”を丁寧に描いた作品なので、派手な展開よりも心の動きをじっくり味わいたい人におすすめ。映画を観てから読むと、より世界観が広がります。
---
短編ならではの“余白の美しさ”を楽しむタイプの物語でした。
Posted by ブクログ
2025/07/22〜2025/08/24
新海誠がキモいってのは映画観てたらなんとなく分かるしよく聞く話だけど、ここまでとは思わなかった。いらない性的描写が多い気がしたなぁ。
登場人物それぞれの視点から話が進んでくのは面白かったし、万葉集の歌が毎話終わりに入ってるのもよかった。それだけにキモさが残念。新海カラーとして受け入れるしかないね。
Posted by ブクログ
傷ついた先生と歪な家庭環境の生徒との出会い。それぞれから描かれる場面展開も素晴らしく、感情の交差がせつない(´;ω;`)他の人の恋愛の結末も気になるところー。やはり映画より小説派です!
Posted by ブクログ
アニメ映画、「言の葉の庭」は観賞済み。
小説版は更に様々な視点から細かに描かれている。
雨の季節にピッタリな雨が降り続けるような、どんより暗く重く、でも雨上がりはキラキラしたようなストーリー。
沢山の登場人物達の目線で描かれており、それぞれにやり切れない気持ちを抱えており、意図せず誰かを傷つけてしまう。
副題をつけるなら、「イノセントティアーズ(罪のない涙)」かな。
万葉集の短歌が諸所に散りばめられているのがいい。
新海誠氏は改めてすごいなと思わせられる作品だった。
Posted by ブクログ
女性の登場人物像が、女性に夢を見ている男性が描いた感が否めなく、どこか世界観に入り込めなかった。
文章の美しさは好きだった。
恋愛小説が、どこかファンタジーになる要因ってこういうことなのかも。
Posted by ブクログ
前回秒速5センチメートルを読んで、他の新海誠監督の作品を読んでみたいと思って、分厚くて読む気が出ず積読されていたのを出してみた。
自分はまだ言の葉の庭のアニメーションをちゃんと見たことがない。でも、あとがきにもあったように映画では描けなかった登場人物の心情やアニメーションでは表に出ない人物の過去が描かれていて深かった。
サヤちんとテッシーの登場には驚かされた。
ずっと孝雄のシーンは孝雄視点で見ていたので最初の方は「雪野」と表記されていたのに伊藤先生の下りで、「由香里」って誰やと思って見ていたから合致したときにはびっくりした。そして、特に伊藤先生と相澤祥子の過去には胸が締め付けられた。なんか、みんな笑っちゃうくらい抱えすぎて面白かった。(面白いは失礼か、、笑)
最初、孝雄はキスした女を無視して去るシーンに「え、クズやん」と思っていたけど、最後は雪野先生を守ったりしてちょっと精神的にあの頃よりかは成熟したのかなと思った。
たしかに、時系列は難しいけど第9話の告白した孝雄に対して、雪野先生の感情の「叶わないと分かっているけど一線を超えたらいけない切ない想いとか大人としての行動に逆らえない辛さ」に共感した。中高生って若い先生とか近所のお兄さん(お姉さん)に憧れる時期あるよねぇ、、と思った。