あらすじ
自分の人生を生きないで「みんなと同じ」でいることが本当に幸福なのか。孤独を恐れるばかりに人目を気にして自分を出せず内面的に孤独になるより、孤独になってもいいから言いたいことを言って本当の仲間を探すほうがずっと建設的だ―。精神科医として、あるべき「独り」の作法を伝授する!
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Posted by ブクログ
ものすごく今の私に心が響いた本。
子育てをしていると、ものすごく孤独を感じる時がある。
でも、この寂しさを何で紛らわしたらいいのか分からなかった。
この本を読んで少し救われた気がした。
近くに1人でもいいから、
心から話せる人を作りたいと思った。
頭で話すのではなくて
素直にココロから話せる人を見つける。
印象に残ったページをメモ↓↓↓
P20
自分本位になる
P26
上辺だけ取り繕うのではダメで、自分自身の価値基準というものを見に付けなくては、本当の安心は得られないということです。
「他人本意」という言葉に対抗するのは、「自分本位」という言葉です。
P27
自分自身でものごとを考えること。
『自分は自分の人生を生き、他人は他人の人生を生きるのだ』
結局のところ、誰しも自分の不安に対する答えを自分の鶴嘴(つるはし)で掘り当てるところまで進んでいかなくてはならないのです。
P28
私たちは、自分の抱える不安の「もと」がいったいどこにあるのか、考え続けられるだけの強さを身につけなくてはならない。
そのためには知識と見識が必要であり、「自分の頭で考える」という、それこそ「孤独」な習慣が必要なのです。
P43
「みんなと同じ」でいるということには、じつは多大なリスクがあります。
たとえば、表面的に付き合ったり、わいわい騒いだりするのは上手だけど、本音を語り合うような深い付き合いは苦手、という人。
P44
みんなの前では明るく振る舞い、いい人でいるけれど、自分の心のなかのドロドロした部分や不安な部分を人に打ち明けることはできない。
P65
周囲から「友達のいない人だ」と見られることが怖いのです。
P90
味方はたった「ひとり」でいい
本当にひとりぼっちでは、真の自分ではいられない
P93
「受け入れられ体験」がいつのまにか心を強くしてくれる
P119
依存先を「人」にシフトする
P121
「誰かに頼る」は甘えじゃない
P132
孤独が人によい作用をもたらすのは、完全な孤独のなかではありません。
人とのかかわりがあってこそ、はじめて孤独のメリットを得られるもの。
人とのかかわり合いは、私たちにさまざまな視点があることを教えてくれます。
P134
人とかかわることを「面倒だな」と避けてばかりいないこと。「うまくいけば仲よくなれるかも」くらいの気分で、気楽にかかわってみるのがポイントです。