【感想・ネタバレ】塩分が日本人を滅ぼすのレビュー

あらすじ

じつは日本人は塩漬けだ。もともと和食が塩分過多なうえ、現代人が好む加工食品や調理済み製品、さらに無添加をうたう食品にまで、想像以上に塩が使われている。2015年に厚生労働省は一日の塩分摂取量の目標値を男性で9g未満から8g未満へ下げたが、それでもWHO(世界保健機関)が定める5g未満よりかなり多い。高血圧、動脈硬化、糖尿病、運動器(ロコモティブ)障害(シンドローム)のほか、脳出血、心筋梗塞、がんなど命に直結する深刻な病まで、すべて塩分のせいといって過言でない。このままでは「突然死」「寝たきり」「要介護」へまっしぐら! 食を見直し、老後を元気で暮らすために必読の書。

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Posted by ブクログ

先日、とうとう痛風になって、「食事を含めて生活習慣を改めないとな」と思っていた時に本屋さんで目にした新書。痛風と塩分はあまり関係ないのかもしれないけど、血圧も高めなのでさっと買ってしまった。

厚労省が提示する1日に摂取する塩分の上限は、男性で8.0g、女性で7.0gだそうだ。それでもWHOの5.0gよりは多いらしい。著者の本多京子さんは「見えない塩」を意識しろという。塩分量を実感できるのは自分で料理をするときだけど、スーパーに並ぶ惣菜やコンビニのおにぎりに至るまで、調理加工済みの食品に思っているよりも塩分が含まれるという。

また、「食育」ということもいう。江戸時代の水野南北は初めて知った。南北は子供の頃から盗み酒を覚え、酒代欲しさに悪事をはたらき牢屋に入れられた。そこで人相と運命に関係があることに気づいた。牢屋から出た後も観相学に興味を持ち、その道を極めていく。

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2016年05月14日

Posted by ブクログ

塩は万病のもと。脳梗塞や心筋梗塞、癌は、その原因を辿ると塩分の過剰摂取に行き着く。にもかかわらず現代の日本は、食生活の変化により、塩分排出に役立つ食物繊維やカリウムといった栄養素の摂取が減り、見えない塩が塩分過剰を助長している。見えない塩とは加工食品や調理済み製品に使われている大量の塩のこと。本書は、我々が世界に類を見ない塩漬け文化の中にいることを意識させてくれるし、終章では美しく知的に減塩するコツを教えてくれる。塩分を減らし素材そのものの味を楽しめる者であれかし。

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2017年11月03日

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