あらすじ
青年マンガ誌の編集者・順平が密かに憧れていた他社のライバル編集者は完全無欠と呼ばれる美女・夕子だった!! 破天荒な担当作家から無理難題が降りかかるマンガのお仕事の現場でふたりの距離は──!? 本格オシゴトLOVE待望の1巻!!(このコミックスにはAneLaLa Vol2,5,9,12に掲載されたstory01~04を収録しています。)
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月刊マンガ誌で編集者として働く大友順平は、担当する作家さんがかぶっていることの多い他社競合誌の編集者であるにもかかわらず若い作家の才能を引き出しつつ看板作家の担当もこなすとウワサに聞く「水落さん」に密かに憧れている。ある日、進行が遅れている原稿を取りに、担当している“奇跡のヒットメーカー”猪苗代メグミ先生の仕事場へ足を運ぶと、他誌からも「水落さん」が同じく原稿を取りに来ており、心の準備もそこそこに、いざ対面してみると…ウワサの編集者は美人でカッコよくて一生懸命に仕事をする、水落夕子という女性だった。会う前は男性だと思い込んでいた順平だったが、原稿を待つうちに彼女の仕事ぶりを目の当たりにして、性別に関係なくやはり水落さんは憧れの存在で、その人に恥じない仕事をしたいと思うように、そしてどんどん好きになっていくのだった…というお仕事マンガでラブストーリーな本作。
ラブストーリーとしても、2人の感情表現がどちらも「わかる!」と思わせてくれて非常にキュンキュンするのですが、お仕事マンガとしても、2人がお互いにフォローしあったりライバルだと思っていたりするのがやっぱりキュンキュンするという、なんとも二重三重にキュンキュンする作品です。癒されたい方におすすめ!
感情タグBEST3
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マンガ編集者お2人
水落さんと大友さん、出版社のモデルは作中の説明からしても集英社と白泉社でしょう。
それぞれ同じマンガ家・猪苗代氏の連載を担当していて、〆切が重なるという修羅場から。この時点でもデジタル作画ではないので、いつも使っているインクが切れたり、モデルになってキスするフリをしたりとか。
水落さん、スッとした美女でしっかりしていますが、大友さんには自分にはない良質な部分も感じて、彼のアプローチにだんだんと惹かれているようです。
1話は大友さんの視点、2話は水落さんの視点で描かれ、その後もサイン会での事件や箱根温泉への取材、授賞式への出席等、色々あって、どちらかというとマンガ家さんというよりは担当編集者さんのお仕事ものでした。
絵柄もふんわりと綺麗で、良いです。
初読の作者さんでしたので、やはりマンガparkでちびちび読んでみます。