あらすじ
知識、あいさつ、用心、知恵、分別、沈黙……仏教が由来の日常語は多い。日常とは異なる「禅」の視点で捉えた言葉に、もやっとした心を落ち着かせる「気づき」がある。どんな状況になっても折れない心をつくる45のヒント。
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Posted by ブクログ
仏僧視点での物事の捉え方
これを通して日常の立ち居振る舞いを考え直そう、能く生きよう。という本
スルスル読めて心が整う。
ただ、「置かれた場所で咲きなさい」系の仕事は選ぶな、頼まれたらやる。という示唆は、その人の段階によるので一概に言ってしまうのはちょっと時代にそぐわないと思います。
若手のような見習い期間の人であればそれでいいですが、成果を一つでも多く短期間に出さなくては評価されない成熟人では当てはまらない。
時間は限られている。何でもトレードオフ。何かを得たら何かは得られない。雑務までやっていたら、本来出すべき成果は出せない。やるべきことだけに集中する人が本当の成果を出せる。
ただし修行見習いの人はやれることを増やす、投げてもらえるボールをいかに増やすか、がその後重用されるかを分ける。
また、何でもやっているうちに力がつく。土台を作ると言い換えてもいい。
自分の個人的な収穫は『りしょう』理性=森羅万象の真理
という言葉を知ったこと。