あらすじ
《あらすじ》幼い頃にお母さんを亡くし現在はお父さんと二人暮しのルミは、以前両親が住んでいたという家へ引っ越してきた。ある日、二人で森へピクニックへ出かけると、お父さんはなぜか突然姿を消してしまう。必死でお父さんを探すルミは、近くの墓地で不気味な“黒いもの”に遭遇するが、何とか逃げ出したところを「とき老人」と李エルザらに助けられる。
少年少女5人組の「オレンジ党」の仲間となったルミは、黒い魔法の根源「黒い釜」を探す戦いに身を投じる。
世界を司るという三つの魔法、「時の魔法」「黒い魔法」「古い魔法」とは?そして5つの「黒い釜」とは何か?
日本が生んだファンタジー文学の傑作!「三つの魔法シリーズ」第一部。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
小学生の時何気なく手に取った本が、日本を代表する名作であることは大変うれしい。
ファンタジーとリアリティーが乖離せずに、かといって融合もしない気持ちの悪さも良し。
当時、雨の日は何とも不思議な気持ちになったものでした。
Posted by ブクログ
闇の中のオレンジより話がわかりやすい。不穏な所も少年少女が活躍するので少なくなり希望に向かっていく、しかし、独特な不穏な感じは、やはりある。ドキドキというかモヤモヤというかあの言い表せない不穏な感じが好きだ。次巻も期待したい。
Posted by ブクログ
久しぶりに読み返してみても、まったく色褪せることのない魅力に溢れている。学校をはじめ、舞台はあくまでも日常に終始している。自分のすぐ隣りで、不思議な出来事が起こっている。子供の頃ならば尚更、そんなことに魅かれるだろう。先生が敵、というのは、小学生にしたらかなり恐ろしいことなんじゃないだろうか。
Posted by ブクログ
オレンジ党シリーズ一作目。
相変わらず全体に漂う気持ち悪さがとても子ども向けとは思えない。
現実的な地道な作業の部分と、非現実的な戦いの描写の乖離が特徴的。