あらすじ
肩こり、腰痛、頭痛、アガリ、不眠、集中力の低下、イライラ……、
こうした問題を解決するために「体の使い方」を見直してみませんか?
私たちは、自分の体を無意識に緊張させています。
その「不必要な緊張」によって、姿勢や動作に不適切なクセがつき、肩こり、腰痛といった体の痛みや、アガリ、不眠といったストレス性の不具合が生じています。
「アレクサンダー・テクニーク」(AT)は、心身の緊張をほぐすボディワークです。ATのメソッドにより、体の様々な不調が解消できれば、日常生活をラクに送ることができたり、仕事のパフォーマンスを高めることができるようになったりします。
ATは、100年以上前にオーストラリアの舞台俳優・F.M.アレクサンダー氏によって開発され、欧米では、音楽・演劇学校の教育カリキュラムや医学教育に組み込まれています。
一方、日本では、プロの音楽家や俳優、ダンサーなど、一部の人だけがATの効果を享受していますが、一般の人にも効果のあるものがたくさんあります。しかも、自分ひとりで、すぐにできるものばかりです。
ATの本は専門的なものがほとんどですが、本書は一般の人向けに、やさしく書いてあるのが特長の一つ。「寝ても疲れがとれない」「体の痛みをなんとかしたい」「人前で堂々と話ができる人になりたい」……、そんなアナタに手に取ってほしい1冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
アレクサンダーテクニークのことを学ぶために購入。
この本だけで全てが分かるわけではないが、基本的で取り組みやすいところの提案はかなり参考になる。
キーワードは、
・リーディングエッジ(導く先端)
・プレイシング(体を置く)
・腹ではなく足の裏から声を出す
・頭は最も高い位置にあるように
・腕はぶら下げる
最後の方には、寝るときに体の緊張を解く方法も書いてあり、不眠症にも効果があるかもしれない。
Posted by ブクログ
簡潔でわかりやすく、入門にとても良い本と感じました。
あとがきに「過剰な筋緊張は、自分を乱暴に扱うようなもの、自分の体を丁寧に扱うことで健康になる」旨書かれていて、自己肯定感を感じにくい人へのフィジカル面からのアプローチにも適していると思います。