あらすじ
日本では、新品時だけ価格が異常に高く、中古になると値段が下がる。さらに、人気のないものは、驚くほどの安値になる。だが、それを使うときの価値は新品とさほど変わらないのだ。この中古価格と使用価値との歪みに着目すれば、誰でもお金持ちになれる。軽妙な文体でオモシロおかしく読める「お金持ち本」の決定版が登場!
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Posted by ブクログ
非常に読みやすく、独特な言い回しが面白くまた可笑しい。財務がタイト、ガダルカナル状態、中年隊、鬼のような指値、仏のような指値、工作員、マシン、放置プレイ、(仮名)、俺ローン、21世紀の電報、労働力投入、無傷の300坪、図面舞踏会、玉砕、マネー成立などの言葉選びはただのセンスかと思いきや、後半に出てくる文章術のくだりからすると、修練により洗練された身につけたモノだと分かる。
個人的な解釈も入れて中古車の買い方を抽出すると
10年後に欲しいマシンの価格が下がっていくのを楽しみながら追い続ける。
欲しい車ではなく、安い車を買う。
金持ちが減価償却目的に乗った高級車は大事に扱われかつ複数台所有で車体の消耗が少なく、新車との差し替えで売却されるので状態がいい。
中古車専門雑誌、車種別専門雑誌を読み込んでおく。
情報誌、インターネットで車種を選択し安い順に見ていく。
定点観測を毎日繰り返す。
いい車が見つかったら現場で現物視察する。
買う前に10台は見て目を養う。
現物は内装、外装チェック。必要な修理と見積もりが頭に浮かべばなお良い。
発売期間が長い大衆車ほど修理部品は早く安く手に入る。サードパーティ製品も見つけやすい。
公道は走れなくてもエンジンはかけ、敷地内を徐行させてもらう。スイッチは全部入れてみて、エアコンの効き具合も確認する。
一部は車検通さず所有しているそうだが保険も一旦中断するのだろうか。
また本書内ではボロ物件投資についても言及されており、そちらはまた別の著書があるらしい。ので参考にしてみたい。