あらすじ
いま最も注目を集める美麗絵師・マツオヒロミの商業初単行本。
オールカラーのコミック&イラスト集!
二十世紀初頭、ある地方都市にある虚構のデパート「三紅百貨店」が舞台。
壮麗な建物の屋上には巨大観覧車。華やかで近代的な店内装飾に囲まれた各売場にはモダンとロマンチックが散りばめられています。
一階から六階、そして屋上…。各売場の様子、そこにいる人々や商品を漫画とイラストでご紹介。ひとつひとつにこだわりをもって描かれたディテールには思わず見とれる美しさ。鮮やかな色づかいと繊細な筆致で描かれた東洋と西洋が混ざりあう近代浪漫をお楽しみください。
■一階……服飾品部・雑貨部イラスト、漫画「売場迷宮」
■二階……美粧部・化粧品部イラスト、漫画「遠つ国の花の香は」
■三階……呉服部イラスト、漫画「秋をそぞろ歩けば」
■四階……婦人服部、漫画「初めての洋装」
■五階……紳士服部・文具部・喫茶室
■六階……大食堂、漫画「商いに就いて」
■屋上……屋上庭園
●各階にミニコラム付き
■宣伝部資料室……三紅百貨店のPR誌やポスターを展示
建物から商品のひとつひとつまで、まるで実在したかのように描かれた「三紅百貨店」。1900年代初頭にタイムスリップしたかのような錯覚に陥りながら、モダンでロマンチックなお買い物のひと時をお楽しみください!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
マツオヒロミさんの描かれる作品がもっと見たいといいうことで、この作品を手にしました。大正から昭和初期、ある地方都市にある架空の「三紅百貨店」が舞台となっています。というか、マツオヒロミさんのためにあるような設定ですよね!!「三紅百貨店」で購入できる、着物や洋服、アクセサリー、コスメや文具等々、レトロでモダン、そしてロマンティック!!
そして、目が離せないのは「三紅百貨店」のカタログや大売出しの葉書など、マツオヒロミさんらしい美しい女性が妖艶な表情を浮かべつつ、洗練されたモダンな和装や洋装で描かれています。また、「三紅百貨店」の建物もノスタルジックで素敵です。
私がイチ推ししたいのが、紳士服部のスーツをつくる男性テーラーさん!!マツオヒロミさんって、女性を描かれることが多いけど、男性もまたいい感じなんですよ!テーラーさんらしく、スーツにベスト、そして首にはメジャーをまいてて、しかも超イケメン!!ホント、このページだけ切り離して飾っておきたい衝動にかられる程です♡こちらも、大満足の一冊でした(´▽`*)
※実は一昨日の夜から熱が出て、昨日コロナの診断を受けました。う〜ん、月末でめっちゃ仕事忙しい時期なのに…!まぁ…仕方ない、ゆっくりします…。
Posted by ブクログ
コミック&イラスト集。レトロな時代の架空の百貨店を一階から屋上までご案内するような構成。百貨店の広告や戦略などもあり、なかなかリアル。所々にあるコミックが女児から女性まで幅広く雰囲気を持って描かれていて、本当にあったエピソードみたいな気になる。とにかく綺麗。どのページも綺麗。こんな洒落た本はなかなかないと私は大興奮しましたww
Posted by ブクログ
まさに空想百貨店!素敵な絵とストーリーと世界観に、惹き込まれてしまう。百貨店とかあまり好きではないけど、この方の描く百貨店はとても好き!もし、続巻が出るなら買わせていただきます!
Posted by ブクログ
書店で見かけて気になっていたので購入しました。
20世紀初頭、デパート「三紅百貨店」を舞台にした空想のコミック&イラスト集。
マツオヒロミさんの艶やかに描かれたレトロでモダンなイラストに魅了されました。
「三紅百貨店」は空想だけど、こういうレトロでモダンな百貨店があったら私も行ってみたい!!
Posted by ブクログ
去年の春に目黒雅叙園の百段階段でこの百貨店ワルツの百貨店を再現した展示をやってましたが、実際に大正時代ごろに作られたもので世界観を再現できてしまうほどに、きちんと世界観を作りこんでいる作品です。
などと固めの感想を書きましたが、そんなことは横において、大正時代の女の子さんが可愛くて素敵でねぇ。それだけでも見ていて飽きない本です
Posted by ブクログ
思えば昔から明治・大正時代のものが好きでした。
たぶん、洋館に和装、日本家屋の中に洋風のインテリア、というミックスが好きなんだと思います。
マツオヒロミさんのこちらは、建築、着物、ファッション、それになんともノスタルジックなポスターやパッケージなどが大好きな私の趣味をことごとく満足させてくれるものでした。本当に全ページ大好きです。
その中でも特に好きだったのは、はじめて洋装をすることになった女の子が足を運んだ売り場で出会った、洋装を着こなす女性との会話。色っぽくて格好良くて、優しくて強くて、ああいう女性が大好きです。
これはシリーズにならないのでしょうか?
今度は是非、男性のシーンももっと見てみたいです。万年筆売り場とか、紳士服とか。
パラパラとめくるだけで違う世界に旅に出られる素敵な本です。
Posted by ブクログ
二十世紀初頭(大正、昭和初期)を想定した空想の三紅百貨店で働く店員さんと訪れるお客さんのレトロでロマンチックなモダンガールズを描いている。ああなんと麗しい。マツオヒロミさんのイラストのなんと麗しいことよ。本当には香りはついていないけど外来の化粧品の香りまで伝わってくるようでした。胸ときめく仮想空間に酔いしれました。和モダンって素敵ですね!
Posted by ブクログ
言ってみれば画集みたいな気持ちでページをめくる作品!レトロで耽美なものはみんな好きとは思うのだけど、現代の美の感覚、おしゃれの感覚にアップデートさせつつも和洋折衷でクラス感が出てしまう時代の「素敵!」をこれでもかと詰め込んだ作品。
弥生美術館でマツオヒロミさんの作品が展示されていたので、そのまま美術館で購入したんだけど大きい絵もそれはそれは美しかったですよ!いつか画集が出るに違いないと期待して待ってます♡
Posted by ブクログ
東洋と西洋の混じりあう不思議な現代浪漫。
架空の百貨店「三紅百貨店」に勤める店員や、来店するお客さんの日常に触れていく。
全ページフルカラーで百貨店の様子を紹介していく。
レトロな雰囲気もありつつ現代風のイラストで当時のファッションが描かれている。
イラストが本当にきれい。
和装も洋装もおしゃれでカワイイ。
ファッションだけでなく、手鏡のような小物やメイク道具、ポスターなどもかわいい。
当時の百貨店はお客さんにとって、夢のような世界だったのだと感じれる。
例えばエレベーターはただの移動手段ではなく、夢の世界に入る装置だった。
店内にある喫茶店は、ただ座って休めるだけの場所ではなく、コーヒーのサービスやレターセットのサービスがある贅沢な場所だった。
婦人化粧室は洗面台だけでなく化粧直し用のスペースも広くなっていた。
石鹸も外国製のいいものを。お試し用の香水もいいものを。
百貨店はお客様をさらなる夢の世界へと誘う空間であった。
当時のレトロな雰囲気も感じれて素敵な世界観のある作品。
Posted by ブクログ
勝手にフォローさせてもらってる方が載せていて、凄く欲しくなって購入。
レトロな世界観大好きなんです。
架空の百貨店が美しいモダンガール達のイラストによって紹介されています。
西洋に負けない和モダン、すっごくいいです。
Posted by ブクログ
レトロなんだけど、それよりも古いモガなんて呼ばれる雰囲気の女性も出てくるお洒落なイラストばかり。漫画と言うよりもイラスト集という感じ。
「三紅」という架空の百貨店で過去に配られたビラやはがき、ポスターのイラストに描かれる女性達の服装が何とも素敵。何度も見返してしまう魅力的な一冊。
Posted by ブクログ
素敵素敵!
時代設定が大正〜昭和初期っぽいわりに女の子が今風すぎる気はするけど、なんとなくミュシャっぽい風合いとか色合いがいい。っていうかなんていうかむしろというか、今風の女の子がミュシャ風なのが素敵すぎる!!
これはアートだなぁ。個展があったら観に行きたい!!
Posted by ブクログ
待ちに待っていたマツオヒロミさんの初商業単行本。同人誌画集を買い集めるくらい好きな作家さんです。思えば着物が好きになったのも、大正浪漫にハマったのもマツオヒロミさんの影響が大きい。本の内容は二十世紀初頭の虚構の百貨店「三紅」を舞台に艶やかなイラストレーションと漫画が繰り広げられるオールカラーの作品です。同人誌では完売していて見られなかったイラストも多数収録されていてかなり満足。「着物とは酩酊に誘う浪漫」とマツオさんは以前同人誌に書いておられたが存分に酩酊させて頂きました。着物や大正浪漫がお好きな方に。
Posted by ブクログ
大正ロマンや昭和初期のファッションがお好きな方はもちろん、ロマンチックな物がお好きな乙女はどうぞお手にとってみてください。20世紀初頭の架空の百貨店を舞台に…というより百貨店そのものとその中に詰まった夢と憧れとすてきを見せてもらえる本。美しいイラストで眺めるだけで幸せです。
Posted by ブクログ
マツオヒロミさんの描く女性はしなやかで凛としてて繊細で美しい。イラストや装丁がとにかく綺麗で、レトロでときめいた。一ページ、一ページ終始うっとり。
Posted by ブクログ
レトロモダン可愛いの極み!
この世界全てが美し可愛い!
この百貨店全てが夢の国やで!
お着物生活もレトロ洋装も憧れますわ〜。
私の貴少な乙女心がキュンキュン通り越して祭り囃子でドンドコドコドコしてる!
Posted by ブクログ
虚構の20世紀初頭。日本のとある地方都市が舞台。
東洋と西洋の混じりあう不思議な近代浪漫にうっとりと見入ってしまう。
オールカラーで見応えあり。
本をめくった途端に紙質がまるで包装紙そのままなのが、う〜ん粋な計らいだと感じる。
エントランスも素敵…もしかしてちょっと見えてるのは、グランドピアノかしらん。
数段ある階段はレッドカーペット⁇など最初から惹かれる箇所がたくさんある。
1階の服飾雑貨・宝飾品からのスタート、よくある百貨店共通のようで裏切らないのがいい。
お客様は、お着物が多いかなと感じるのも昭和初めの頃だからかも。
2階の美粧部で足を止めてる女学生も可愛らしい。
美しい容器にロマンチックな香りに背伸びしてみたけどまだまだ先かなぁ〜。
3階は呉服。百貨店の全身は呉服商だったというのもどこかと一緒だなぁ…と。
半襟を変えるだけでも一気にモダンに。
4階の婦人服にはごく限られた富裕層か、流行の先端にいるモダンガール達がほとんどだったけれど…。
5階の文具では、万年筆を持った着物姿の女性の舶来品大売り出し案内絵葉書が目を惹く。
6階の大食堂は英国風の内装より来店するお客様の動向の方が気になったり…コミックマンガに騙される。
たまに活字から離れて見るだけで満足したいときがある。
Posted by ブクログ
明治・大正・昭和初期の虚構の百貨店“三紅”
和洋折衷のイラストやマンガがとてもとても可愛らしくて素敵!
細部までこだわって描かれているので隅々まで見て楽しめる(カタログ、ポスターなどなど)
目の保養のために家に置いておきたくなる一冊
Posted by ブクログ
イラスト集でもあり、マンガでもあり、小説でもある。
この1冊をどういったジャンルに分類したらいいのか分かりません。
大正ロマンな雰囲気溢れるキラキラとした宝石箱のような1冊でした。
架空の百貨店を舞台にしたショートストーリー。
1階で働く新人デパート店員。
ちょっと背伸びをして化粧品を買いに来た少女たち。
初めての洋装に挑戦する緊張した面持ちの女性。
マンガで描かれるショートストーリーの他に、この百貨店で使用された(という設定の)パッケージデザインや、包装紙、ポスターなどのイラストが満載でした。
影響されやすいので、この本読んだあとにめちゃめちゃ買い物に行きたくなりました。笑
Posted by ブクログ
島根県在住のイラストレーターさんの初単行本だそうです。
不思議と引き込まれていく世界観、いいですね。
架空のデパートなのですが、古い建物好きの私としては
こんなデパートがあればいいのにと思います。
あとがきで大丸心斎橋店のことを挙げていましたが、もしかしてそれがモデルとなったのかもしれないと推測しました。
Posted by ブクログ
仮想の百貨店『三紅』の各売場を美麗イラストとショートストーリーのマンガで描いています。
とにかく絵がとても美しいです。
コミックコーナーに売っていましたが
イラスト集といった感じです。
モダンでハイカラな雰囲気がかなりツボでした。